今年のフェアでは、カスタムパーツに黒山の人だかりが!
筆者 「いや、参りました。ヤバイですね、この人…。写真撮りたいのに、人が多すぎてもう、棚に近づけませんけど。なんで、カスタムパーツ(通称・地クラブ)にこんなに人が集まるんだろう…。大手メーカーとは違って、限られた工房でしか買えない超マニアックな世界なのに…おかしいなぁ〜」
PCM筒康博(以下、筒) 「いや、ボクらも想定外なんで、正直ちょっと面食らってますよ。嬉しい悲鳴ですが。でも、大手メーカーの商品と違って、量販店ではこのカスタムパーツの商品って、なかなか実際に手に取れる機会は少ないでしょ?やっぱり、写真と実物は違いますし…」
筆者 「そうなんだよなぁ。正直、大手メーカーはもう新商品はほぼすべて量販店に試打クラブが既にありますしね。マニアックなカスタムパーツもここまで一箇所に集まると見やすいですし、各社の商品の特徴がすごくよく出ていて、その違いが分かりやすいですよね。
今までのように1メーカー各ブースずつの展示もスペースに余裕があっていいんですが、今回みたいに一箇所に集まったブースだと、思いっきり商品にフォーカスしちゃいますね。各社限られた同じスペースしかないので、ガチンコの商品勝負!って感じでギアオタにはたまんないです」
P編 「長岡、いま言ったな!そこまで興奮するなら、うちのブースのお客さんの商品について、ちゃんと書けよ!というか、今すぐ書け!」
筆者 「30社もムリですよ。ボクは気に入ったものしか書かない主義なんで。そこは厳しくセレクトしますよ?それでもいいなら書きますけど。気に入ったものだけなら」
P編 「ぐぬぬ……。なんでもいいから、書け!」
筆者 「了解。では、遠慮なく」
注目はアイアンとウェッジ。人と被らず、長く愛せるものがほしい
筒 「うわぁ〜、そこに目をつけるかぁ〜」
P編 「こんなに30社それぞれが気合いの入った商品を並べてるのに、なぜその2つしかないんだよ!(怒)理由を述べよ、理由を」
筆者 「理由?そんなのシンプルですよ。バックフェースのデザインがカッコイイからです。ただただ、シンプルにモノに興味が湧くし、2つとも今までにありそうで無かった形状だから打ってみたくてたまりません。アレソゴルフはヴィクトリア限定でパターの取扱いが一部あるようですが、このコンセプトウェッジの形状と仕上げを見てくださいよ。どこのメーカーにも似てませんし、機能もすごいですよ、めちゃ高重心。まだ日本での販売代理店は決まってないらしいですが…」
筆者 「そりゃ、あるに決まってるでしょ!」
アレ?なんか穴開きウェッジが増えてない!?
P編 「まぁ、参考出品モノも多いから、そうかもしれないね」
筆者 「ネジを入れたアクシスゴルフ『Z-1』に始まり、メタルファクトリーもCNCでゴリゴリに切削した上に3つ+小さな2つの穴空きです。それに、フライハイト『THE G』も黒い3つのネジだし、イオンスポーツの『GIGA FORGED TW15』は3つのシルバーネジです。ここには展示されていませんが、元々ムジークの『ブルーアイコン』も3つのブルーネジだし、PXGは黒いネジだらけだし……」
筒 「なんですか、文句?ネジはウザいとでも言いたいの?」
筒 「言ってることは分かりますよ。でも、好みですよね。逆に言えば、ネジがないものは昔ながらの無垢な金属感がして、職人の手削り感を感じませんか?」