ALBA Net  ゴルフ
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PGAツアーで【飛んで曲がらん】と話題の『M3』『M4』は、女子ツアーでもまったく同評価だった!

3月に入ると同時に開幕した国内女子ツアー。早くも数試合を終え、熱戦が盛り上がっている。そんな中、飛んで曲がらないクラブを探しにツアーでいろいろ聞いてみると、やっぱりこのクラブが絶賛の嵐でした…。PGAツアーだけじゃないんですね、この『M3』『M4』人気…。

配信日時:2018年3月22日 14時17分

女子ツアーに投入された『M3』『M4』ドライバー(撮影すべて・上山敬太)
女子ツアーに投入された『M3』『M4』ドライバー(撮影すべて・上山敬太)

ミスヒットでも幅に収まり距離も落ちにくい

いよいよ始まった国内女子ツアー。開幕戦から熱戦が繰り広げられるなか、気になるのは選手たちが手にする新たなギアの数々だ。

米国男子(PGA)ツアーで勝利を重ねる話題のドライバー『M3』と『M4』は、女子プロの間でも「飛んで曲がらない」と評価が高く、手にするプロが増えていた!

「操作できるから『M3 440』ドライバーです」(永峰咲希)

永峰咲希は操作性で『M3 440』ドライバーを選択

永峰咲希は操作性で『M3 440』ドライバーを選択

 永峰咲希は、「小ぶりなヘッドが好み」と「M3」の440をチョイス。抜群の操作性が決め手だった。「M4は同じ球が打ちやすく、M3は操作性が良いというのが第一印象。私はボールをコントロールしていきたいタイプなので、それができるヘッドを選びました」。

ロフトを1度寝かせたのは、高さ確保とつかまり具合の兼ね合いだ。「持ち球はドロー系で、チーピンになるのは絶対に避けたいミス。ヘッドである程度のつかまりを確保して、決してスイングでつかまえにいかないようにしています」。

「ツイストフェース」でミスの許容範囲が広がっている

ハイトゥ・エリアはオープンかつロフトを寝かせて低弾道フックを抑制。もちろん、永峰の嫌がるチーピンも防ぐ

ハイトゥ・エリアはオープンかつロフトを寝かせて低弾道フックを抑制。もちろん、永峰の嫌がるチーピンも防ぐ

 ミスの許容範囲が格段に広がったことも「M3」が頼れる点だという。「ヒールに当たって右に抜けるミスがありましたが、その曲がり幅が全然違います。多少のミスならミスじゃないみたい、全然曲がりません」。そう感じさせているのは、今作から搭載された「ツイストフェース」の存在が大きいだろう。

当たり前の話だが、ドライバーで飛ばずに曲がるのは、フェースの芯に当たっていないのが原因だ。ヒールやトゥに当たれば、右へ弱々しく飛んだり、急激に左へ曲がるボールとなる。そんな打点とフェースの向きには相関関係があり、それに着目して開発されたのが今作で採用された「ツイストフェース」である。
ローヒール・エリアはややクーロズかつロフトを立たせて高弾道スライスを低減

ローヒール・エリアはややクーロズかつロフトを立たせて高弾道スライスを低減

 フェースをねじることでミスヒットでも、曲がり幅を抑え飛距離も落ちにくくなっている。

 具体的には、フェースが閉じて当たりやすいトゥ側の上部をオープンにしてロフトを寝かせ、開いて当たりやすいヒール側の下部はクローズにしてロフトを立たせた。絶妙の角度が付けられたことで、平均で15ヤード曲がっていた幅を約5ヤードに抑えることに成功したのだ。

「多少ミスしても大丈夫なのは、プロだって心強い」(松森彩夏)

松森彩夏はミスヒットで曲がらない高性能に驚いていた

松森彩夏はミスヒットで曲がらない高性能に驚いていた

「顔が好き」と構えやすさ重視で「M3」を選んだのは松森彩夏。弾道やミスへの強さは甲乙付けがたいという。

「M3もM4も、これはミスしたなって思ったスイングをしても、ボールが曲がらないのには驚きましたね。どちらかと言えば、ヒールヒットで右に滑ることがあるけれど、それがほとんどない。多少ミスしても大丈夫と思えるのは、プロだって心強いです」(松森彩夏)

「15ヤードくらい飛距離が伸びました」(松森杏佳)

「M4」に変えて飛距離を伸ばした松森杏佳

「M4」に変えて飛距離を伸ばした松森杏佳

 妹の杏佳は、「M4」に替えて大きく飛距離が伸びた。

「10から15ヤードくらい飛距離が伸びています。特に初速が格段に速くなった感触があります」(松森杏佳)

この初速アップには、新たなテクノロジー「ハンマーヘッド」がその一端を担っている。ヘッド内部の2本の硬いリブにより補強されたフェーススロットと、より薄く軽くなったフェースは、スイートエリアを拡大すると共に、反発性能を最大値に近い値まで引き上げた。
新技術の「ハンマーヘッド」

新技術の「ハンマーヘッド」

「どっちもミスに強くて弾道も強いです」(宮田成華)

ツアールーキーの宮田成華は「M4」で250ヤード超えを連発

ツアールーキーの宮田成華は「M4」で250ヤード超えを連発

ツアールーキーの宮田成華は、弾道の強さを実感している。

「M3とM4どちらもつかまりがよくてミスにも強い飛ばせるヘッド。私が打った時により強く、落ち際粘ってひと伸びする、最後まで力強さを感じたのがM4です。ちょっと開いているように見えるけど、私にとってはつかまえやすい要素です」(宮田成華)

ドライバーの飛距離は250ヤード超えの飛ばし屋は、頼れるクラブを手にしてことでシード獲得、初優勝への手応えを感じたようだ。

 開幕戦では、急遽「M4」を手にして「大幅に飛距離が伸びた」という諸見里しのぶが上位に食い込むニュースが話題になった。

大幅な飛距離アップ、ミスが幅に収まり飛距離も落ちなくなれば、セカンドの状況は大きく変わる。練習量が少ないアマチュアこそ、「M3」&「M4」の恩恵を受けやすいのは確実だ。
永峰は「M3」ドライバーと「M4」FW、レスキューまでもを使用。これからPGAツアーのように、他のプロも永峰のセッティングのようになっていくはず…

永峰は「M3」ドライバーと「M4」FW、レスキューまでもを使用。これからPGAツアーのように、他のプロも永峰のセッティングのようになっていくはず…

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