アレッ?『ボーケイSM7』も溝と溝の間に凸起が…
PCM編集長(以下、P編) 「なんだ、どうせ新しいタイトリスト『ボーケイSM7』や、クリーブランド『RTX F-FORGED2』みたいなこれから発売されるモデルと打ち比べたいとか言うんだろ?アプローチイップスで悩んでる私に、毎回ハードな要求するよね…」
筆者 「さすが話が早い。その通りです」
PCM筒康博(以下、筒) 「じゃあ、キャロウェイ『MD4』と比べましょうか。新しい『SM7』を見せてください。オッ!長岡さん、『SM7』にも『MD4』みたいに溝と溝の間に凸起があるじゃないですか。これって新しいトレンドなんですね〜」
筆者 「それ同感です。何でも出来る【M-グラインド】の後方バンスの大きい版といった感じなので、開くと猛烈に刃が浮きますよね。芝の上のコースなら気にならないでしょうが、マットの上から打つとかなり気になります。【D-グラインド】はフェースを開かずに使うアベレージゴルファーにもやさしいソールだと言えるんじゃないですか?そんなにサイズも小さく感じないし、ボーケイってこんなにやさしかったっけ?って、打ってて困惑しちゃいました」
※ アクシネットジャパンインクから、「『SM7 Dグラインド』は開いても使えるタイプです。開いてもバンスも活かせるというナイスなグラインドですから!」とのコメントも届きました。
「マットで打つなら【D-グラインド】は開かない方が◎。高さも距離も揃う」(筆者)
P編 「私みたいにアプローチが苦手な人間にとっては有り難いよ。でも、すごくクラブ全体が重く感じるね。シャフトが『Dynamic Gold』というのもあるだろうけど、クラブMOIが私には大き過ぎる。昔みたいに、ヘッドに穴を明けて重量やバランスを落としたくなる」
筒&筆者 「すっごく同感!」
筒 「シャフトを『NS950GH』を入れれば少しは重さを抑えられると思いますし、元々【D-グラインド】はオートマ性を高めたモデルだと感じるので、重さ自体がオートマな要素も兼ねる気はしますけど…」
筒 「関取クラスの体重の長岡さんでも重く感じますか…」
筆者 「……。(体重は関係なくね?)それより、スピン量はどうですか?『MD4』のマイクロフィーチャーみたいな凸起が付いたわけですが、ボクは『MD4』の方がスピン量は多いと思います」
P編&筒 「同感」
筒 「ウェッジのスピン量の場合、『MD4』の方がフェースを開きやすいので難しいですけど、『MD4』がトップクラスのスピン性能を持っているのはよく分かりました。でも、『SM7』に関しては、他のソールグラインドもテストしてみなきゃ何とも言えませんね。あくまで今日のテストは『MD4』とまったくソール形状の違う【D-グラインド】ですから」
筆者 「そうですね。重さに慣れれば、面白いくらいに高さとタテ距離が揃うのが『SM7』の魅力です。例えば、キャリー35ヤード。ほらっ、ボクでもこの揃い方ですよ?めちゃ上手くないですか?」
筒&P編 「……。(確かに、長岡であれなら『SM7』の性能を証明しているなぁ…)」