ツアープロが、超ソフトなボールにスイッチしはじめた
ミケルソンは、22位タイと彼としては振るわなかったものの、代名詞である上げて止めるロブショットや、傾斜を巧みに利用した転がしのアプローチなど、随所に名手らしいテクニックを見せていた。
以前は、『CHROME SOFT』を使用していたミケルソンだが、得意のショートゲームを活かすには、超ソフトで球持ちの良いボールのほうが、よりコントロールできるようだ。
いずれも昨年まで、しっかり目の正統派ツアーボールである『CHROME TOUR』を使用していた選手だ。今年に入って、国内の選手もよりソフトなボールを選び始めているのだ。プロや上級者は硬いボール、初心者やアベレージゴルファーは軟らかいボールと、思われがちな常識が明らかに今年、変化している。
PGAツアーの選手が、好んで『CHROME SOFT』や『CHROME SOFT X』を選ぶのは、フェースにくっついた時間が長く感じられるソフトなボールの方が、コントロールする感覚が得やすいためだろう。実際、我々アマチュアが打っても、この2つのボールの球持ちの良さは、はっきりと感じられる。
