「私にも打たせて」(P編)そして事件が…
―― ヴァキャッ✖3 ――
P編 「……。簡易計測器のユピテルがあるね、ちょっと貸して」
―― ヴァキャッ✖5 ――
P編 「うん、なるほど。(確かに、長岡や小松さんの言う通りだ。私には柔らかくて軽いけど…)店長、『ローグ サブゼロ』の試打クラブを貸してください。確か、そっちはグラファイトデザインの『ツアーAD IZ-6S』が入ってたよね?」
―― バキッ✖3 ――
P編 「…………。ちょっと見てくれ、この数字。どうなってるんだ、コレ…」
アマ小松さん 「ミート率が1.58になってますよ。いま、以前長岡さんが記事にしていた“圧”入れました?その前のショットなんて、1.60って出てましたけど…。普通、ミート率ってボール初速からヘッドスピードを割った数字で、1.52くらいがMAXですよね?ユピテルで1.60なんて数字、はじめて見ましたよ…」
筒 「村田さん、1.60って、野球に例えたら160kmオーバーの豪速球を投げる大谷翔平選手レベルですよ?」
P編 「おかしいね、高反発ドライバーでもこんな数字は記憶がないんだけど…。私の場合、いくらでも低スピンにする特技は持っているんだけど、決してボール初速をいくらでも出すタイプではない。機械の故障だな」
「同じ機械でさっきミート率1.45でしたが…」(筆者)
筒 「いや、まだ今日はマシな方じゃないですか?長岡さんなら、最悪1.20台前半までありそうですもん」
アマ小松さん 「さすが筒さん、ご明察です」
筆者 「……。(チキショー、二人とも言い過ぎでしょ!)筒さん、でもボクの1.45は野球に例えたら145km投げられるってことだし、160kmじゃなくても一応認めてくださいよ」
筒 「え?何の例え話をしてるのか、まったく分かりませんけど」
筆者 「ぐぬぬ……。(ハシゴ外しやがった…)」
P編 「おかしい、シャフト先端がしっかりした『ツアーAD IZ-6』だからかなぁ〜」
P編 「確かに、もし機械の故障じゃなくて、『ローグ サブゼロ』の2本の柱と薄いフェースの効果だとしたらヤバいね。絶対に、機械の故障だろうけど」
「あれ?故障はしてないはずですが…」(奈良坂店長)
P編&筒&筆者&小松 「マジ!?」
筆者 「だから、何度もこのコラムで最新機種の中で『ローグ サブゼロ』はトップクラスの初速性能持ってるって、今まで書いてきたじゃないですか!なぜボクを疑うんですか、小松さん」
アマ小松さん 「どうやって信じろと。逆に聞きますが、なぜそのクラブで長岡さんのミート率は1.45しか出ないんです?村田さんは1.60ですよ?」
筆者 「ぐぬぬ……。(芯を外したからだよ!言わせんな恥ずかしい)