「二木ゴルフのお客様は、いい顔を求める人が多い。目が肥えてますから」(駒井)
P編 「マイクラブを持ち込んで2回もデータを取りながら打ちまくるとは…。我々PCMの人間と似た臭い、執念を感じるね…」
筒 「そうですね、マニアックチームへの参加資格アリです。長岡さんを外しますか?」
筆者 「……。(書く人間を外すなって!)駒井さん、その他にも多くの試打要望があるんですよね?打った人はどんなことを言ってるんですか?『JPX』のイメージしか無かったはずなのに、なんでいきなり新ブランドの『GX』が気になるのか、理由が分からない…」
筆者 「う〜ん、年配の方って球が低かったり、つかまりが悪かったりで、明らかにやさしいドライバーがお好きなんじゃないですか?そういう人がいい顔を求めるのはおかしいと思うんですけど…」
二木G駒井 「いや、実際に球が低くてスライス気味の方でも、あからさまなフックフェースを嫌がるんですよ、これはウチのお店の実例含め、販売の現場では常識だと思うのですが、他店では違うんですかね?」
筆者 「いや、他店の常識は知りませんが、つかまりが悪いくせにフックフェースが嫌いって、ロジック的におかしくないか?と」
P編 「この、頭でっかち短足野郎!君は現場の声を聞きに来たんだろ?実際に現場で起きていることに、現場を知らない君が文句を言ってどうする!」
筆者 「……。(ボクは頭でっかちで短足、性格が悪くてブサイクだと…。否定できないし、もう消えてしまいたい…)」
「軽いシャフトでヘッドスピードが上がり、低スピンで飛ぶ」(駒井)
二木G駒井 「飛距離ですね。今回の『GX』はシャフトに特徴があって、軽いんですがしっかりしています。今日試打された方のヘッドスピードは二人とも40m/s弱ですが、軽くてややしっかりのシャフトだと、ヘッドスピードが上がるんですよ。普通、それだと球が散らかる傾向になるんですが、芯が広いので暴れないんですね。午前中のお客様は、同じく芯が広いPING『G400』ユーザーですが、その点と飛距離を気に入っていました。それと、『GX』はアベレージモデルなんですが、すごく低スピンなんです。飛びそうだという動機で試打する方が大半ですね。顔の良さは、構えた後に出てくるコメントです」
筒 「午前中のお客さん以外の反応は?」
二木G駒井 「やはり、ウチのお店も二木ゴルフ全体としても、フィッティングに注力しているということが大きいですね。ミズノと言えば、『Mizuno Pro』のアイアンもそうですが、フィッティングに注力するメーカーです。技術レベルに関係なく、目の肥えたお客様はしっかりフィッティングする重要性もご存知ですし、『MP』 ドライバーの飛距離性能が高かったという流れから『GX』に興味を持たれるんじゃないですかね。“『MP』は自分にはハードだけど、『GX』ならいけそうだ” という想像が働いているようです」
筒 「長岡さん…、一般ゴルファーを見くびり過ぎじゃないですか?みんな飛ぶクラブの情報を探してるんですから、知ってるのが当たり前でしょ…」
P編 「分かるなぁ、それ。長岡も目の肥えたゴルファーを見習えよ。少しは周囲が自分のことをどう見ているかを気にしたらどうだ?」
筒 「まったくです」
筆者 「ぐぬぬ……(今日はヤケに当たりがキツイなぁ…)」