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ヤマハゴルフ 新規契約プロたちが決断に至った理由とは?

text by Kazuhiro Koyama

配信日時:2017年4月14日 14時40分

クラブを変えない大山志保がヤマハを選んだ

クラブに妥協を許さないプロとして知られる大山志保 Photo by Getti Images

クラブに妥協を許さないプロとして知られる大山志保 Photo by Getti Images

 「今よりも飛べば、検討することは可能」というのが、ヤマハが接触した当初の大山の言葉だった。大山は、2006年に賞金女王となってから、肘の故障などで成績が出せない中、2011年には復活優勝を果たしている。

 大山はクラブへのこだわりが非常に強く、妥協を許さないプレーヤーで知られている。それだけに「今よりも飛べば」という条件は、メーカーであるヤマハとしては高いハードルと言わざるを得ないだろう。また、今のドライバーをさらに飛ばそうという、大山の気持ちにも驚く。大山自身は、「まだまだ自分は、可能性を引き出せる」と公言してはばからない。

 ヤマハのクラブの最終テストは11月に行われ、大山がそのパフォーマンスに満足したことで、契約に至ることとなった。シーズンオフにハードなトレーニングを課した大山は、それによる体力面の向上を加味して、現在はクラブの微調整を続けているところだという。

 アグレッシブなゴルファーを体現する『RMX(リミックス)』ブランドのキャラクターに、どうしても大山をと粘ったメーカーの意図は、そんな彼女の姿勢にあるのだろう。40歳を前にして、不屈の向上心を貫く大山は、東京オリンピックへの出場を真剣に目指している。

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