ゴルフ5のツアープロへのクラブ提供が今季で終了となり、今季の始めから増殖していた“地クラブ女子”が来季はさらに増えそうな流れ。ここは、地クラブに精通するマニアックチームと議論するしかないでしょう!
今季の開幕からカスタムパーツを好む“地クラブ女子”の葭葉ルミ(左)と成田美寿々(右)
ゴルフ5の「トブンダ契約」だった選手はどこへ行く?
去年のナイキ勢と同じく、ゴルフ5勢も試行錯誤が続くが、時松隆光や葭葉ルミの成功例もあります。穴井詩(左)は『EPICサブゼロ』や『2016M1』、武尾咲希(中)は『RMX』、イ・ナリ(右)は『EPICサブゼロ』などをテスト中
筆者 「飛ばし屋の穴井詩プロが、
キャロウェイ『GBB EPIC』や
テーラーメイド『M1』などのドライバーを取っ替え引っ替えしているようですね。ゴルフ5が今季限りでツアープロへの用具提供を終了するので、対応に追われているようです。ゴルフ5のトブンダ契約プロでいうと、6人くらい女子ツアーにいたようですが、その他の選手も来季はどこのクラブを使うことになるのか、気になるところです」
PCM編集長(以下、P編) 「そうだね、君が今季盛んに報じてたように、成田美寿々プロや葭葉ルミプロのような“地クラブ女子”が増えるかもしれない。女子プロの場合はクラブ契約フリーの人が元々非常に多いからね。いろんな話しは聞いているよ」
PCM筒康博(以下、P筒) 「長岡さん、穴井プロ以外の選手は現状でどんなドライバーを使っているんですか?トブンダをそのままなのか?どこのメーカーをテストしてるのかなと。やっぱり、
テーラーメイドや
キャロウェイが多いんですか?」
筆者 「イ・ナリは
キャロウェイ『GBB EPIC』で、武尾咲希は
ヤマハ『R
MX』をいま使用しているようです。川満陽香理プロは
プロギアをテスト中だと聞きました。でも、今週が最終戦で出れる人がすごく絞られているので、その他の選手については分かりません。QT組に関しても、まだこれからファイナルQTなので、メンバーもかなり入れ替わるでしょうしね…」
P編 「なんか、ゴルフ5はクラブのサポートはやめるけど、所属契約は残すようだね。ウエアやシューズほか、ゴルフ5はものすごく幅広いアイテムで選手をサポートしているからね。クラブだけじゃないんだよなぁ」
P筒 「はい。ツアープロは天候の急変などで、いろんなサポートを受けた方が得ですから、そういったクラブ以外のサポートを残してくれるゴルフ5には感謝しているでしょうね」
現状の“地クラブ女子”を整理。「RODDIO」「PXG」「CRAZY」が目立っていた
ツアーきっての地クラブ女子・成田美寿々。ウッドはRODDIO、それ以下はPXGと、ギアにこだわりまくり…
筆者 「まだ言えないんですが、シード選手でも新たに複数がクラブ契約フリーになるとの噂が入ってきてます。ボクの読みですが、このまま新規契約がなければ、来季はシード選手のうち20人弱がクラブ契約フリーになると思いますよ」
P編 「そんなに多くなるかぁ〜。不景気だな、人気の女子ツアーなのに…。でも、地クラブメーカーにとってはクラブを使ってもらうチャンスでもあるし、成田美寿々や葭葉ルミの例もあるからどんどん来季も地クラブ女子は増えそうだね」
初代年間ドライビングディスタンス女王の葭葉ルミ。『CRZ-435』が効いてます!
P筒 「今季は、開幕から成田美寿々&葭葉ルミ選手が『
PXG 0311アイアン』にガラッと替えて話題になりましたよね。成田選手はドライバー、FW&UTのウッド類に『
RODDIO』を中心に入れ、葭葉選手は『CRAZY CRZ-435』で飛距離を爆発的に伸ばしていましたよね。
クレイジーはこれらの報道でかなりドライバーの売り上げが伸びたらしいですよ。クラブ契約フリーってことは、【本当にいいクラブを自由に選ぶ】ってことの証明でもありますから、実は契約プロよりもはるかに影響が大きいのかもしれませんね」