手触りで感じた摩擦力、フェースを拡大してみると、こうなっていた!
P編 「……。もしかして、私のようなアマチュアの下手くそが打った感想なんて、信用に値しないと言いたいのかな?もっと科学的に証明したいんでしょ?計測器とか。相変わらず疑い深い性格だね」
筆者 「そうは言いつつも、マイウェッジの何がダメでスピンがかからなかったのか、気になるでしょう?」
P筒 「わかりました。どうせまた面倒くさいこと言い出すだろうと思って、ミゾを拡大して違いを撮る準備をしてましたよ」
筆者 「さすが!筒さんは話がわかりますね」
P筒 「それもありますが、マイクロフィーチャーって、凸起の高さが何ミリあるのか分かりませんが、これの数自体が多いので、この頂点の面が凸起している分、スコアラインの深さが増していると感じますよ。もしかすると、この凸起は溝を深くしたのと同じことなんじゃないですか」
筆者 「なるほどね〜。キャロウェイの担当者は凸起を最初は高くしすぎてしまってUSGA(全米ゴルフ協会)から何回もダメ出しをくらってやっと通ったものらしいです。キャロウェイって、ギリギリを攻めますよね。いずれにせよ、ボクは元々スピン量が多いタイプなので、フルショットが飛ばなくなりそうな気がします。だから、普段は52−58度ですが、50−58度で行こうかなと思ってますね」
P編 「ちょっと待てよ、君みたいにドライバーで5000rpmもかけるハイスピン人間には必要ないだろう?このウェッジはスピン量の少ない私のために作られたようなものだから、私のバッグに収めるべきだね!」
P編 「ダメ、こんなズルいウェッジは君には使わせない」
P筒 「ふぅ…。(この2人、小学生か!)」
Text/Mikiro Nagaoka