ウッド型UT、中空アイアン型UTよりスピン量が少ない。が、球が上がればそれでいい!しかも、最近プロにもこのスタイルが多いし…
筆者 「そうなんです、今まで何度もUTを入れようとトライしてきたんですが、あまりに結果が悪いので抜いちゃってたというか、半ば諦めてたんです。でも、『JGR HF1』はウッド型UTや中空アイアン型UTよりスピン量がボクにはちょうどいいし、方向性もアイアンだからかもしれませんが、苦手意識があって構えづらいUTよりもはるかに良かった気がします。こういうぶっ飛び系アイアンって、平塚哲二プロも『赤egg PF』をロングアイアンの代わりに採用していますし、松山英樹プロも『M2ツアー』の3Iを入れていたりして【200ヤード以上はUTではなく、ぶっ飛び系アイアン】のプロが増えています。ロングアイアンの代わりは何でもUTってわけじゃない。ボクにとってはUTより方向性のいい飛び系のアイアンが出てきてくれたというか……」
P筒 「あと、長岡さん、他にも理由があると思いますよ。『ゼロス8』と『ゼロス7』じゃ、動きは全くの別物だったでしょう?『ゼロス7』がムチのようでしなり量が大きいと文句を言ってましたが、『ゼロス8』でも同じことを感じましたか?」
筆者 「いえ。おっしゃる通りで、全くの別物でした。つまかりはしますが、動きが『ゼロス7』よりもはるかに穏やかなので打ち慣れた『NS950GH』と大差なく、出球も曲がりもコントロールしやすかったです」
P編 「まぁ、松山英樹プロと平塚哲二プロが君みたいな下手くそと同じ理由で使うわけがないよ。彼らはどんなクラブでも適正スピン量で打てるはずだからね。でも、クラブカテゴリーへの先入観なく試打することは大切だね。それが例えアベレージ向けクラブで自分に合いそうもないというものであっても。平塚プロも松山プロもその点は、先入観があればたどり着かない選択肢だからね。それに、長岡の70台なんて数年ぶりに見たけど、明らかに『JGR HF1』のおかげじゃない。普段ウッド型もアイアン型もUTは嫌いだと言って入れてなかったけど、長岡のために新たな選択肢としてぶっ飛び系アイアンが出てきてくれたみたいなものじゃない。これじゃ……」
P筒 「いや、決して長岡さんのためのクラブじゃないんですが、たまたまですよ。『ゼロス7』を採用するメーカーが多い中、BSは『ゼロス8』を唯一採用してくれたおかげで、対象ユーザーがHSが速い人にも幅広くなったというね」
筆者 「BSさん、ありがとうございます。これなら、1本24,000円だし、ウッド型UTを買うよりも安く済むし、フォージドボディでライ角やロフトの調整も出来るからありがたい。でも、問題もありますけどね。4Iが元々設定にないから、5Iと6Iしか選べない…。しかも、元々セットの5Iもあるから、キャディさんにどっちの5Iか悩ませちゃうしなぁ……」
P編&P筒 「贅沢な悩みを言うな! そもそも、林にボールを探しに行かなくて済むから、キャディさんには大助かりだわ!!」
筆者 「そっか。失敬。これで行きます!ああ、もう70台しか出る気がしねぇ〜」
P編&P筒 「……。(相手するのやめよ)」
Text/Mikiro Nagaoka