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キャロウェイ『MACK DADDY4ウェッジ』試打レポ。小技の達人・丸山茂樹の言うとおり!

23日、キャロウェイの新しい『MD4ウェッジ』の新製品発表&試打会が行われた。(11/17発売予定)そこでデモを行った丸山茂樹プロのインプレッションと共に、本誌ギア担当の田辺、筆者がどう感じたかレポートします。

配信日時:2017年10月24日 17時04分

丸山茂樹の言うとおり!『MD4ウェッジ』は視界から外れない

打った後にボールを追う際、視界の中にボールがなければ、スピン量が足りないということ

打った後にボールを追う際、視界の中にボールがなければ、スピン量が足りないということ

筆者 「でも、丸山茂樹プロというショートゲームの天才だから、どんなウェッジでもああいう風に自由自在に打てるんじゃないか?とも思っちゃうんだけど。『MD4ウェッジ』を打ってみて我々でも体感できるのか?が大事だよね」

田辺 「打っていて思うのですが、丸山茂樹プロの言っている“視界から外れない”というのは、絶対に誰でも体感できるでしょう、今回に限っては」

筆者 「そうだね。普段自分が使っているウェッジより明らかにスピン量が多いから、出球が必ず視界内にあるね。ここまで違うと、本気でウェッジ替えなきゃ!って思っちゃった。でも、例えば50〜70ヤードって、自分のウェッジだともっと出球が高くて上からポトッと感じなんだけど、『MD4ウェッジ』は同じ距離でも出球が低くて強いからちょっと慣れが必要かな。ランディングでものすごく芝に食いつく感じだし、角ミゾ時代に打っていた弾道に近いイメージだよ、コレ」
球乗りを長く感じると、打感が柔らかく、スピンも入るように感じます

球乗りを長く感じると、打感が柔らかく、スピンも入るように感じます

田辺 「丸山プロも言っていましたよね、“打感が硬いものなんてプロゴルファーならあり得ない”って。“コレはフェースに乗る時間が長い”って。ボクも研修生時代に角ミゾから新溝ルール変更で悩んだ経験があるので、この球乗りの良さはすごく魅力的で、コントロール性が高いです」

筆者 「でも、ちょっと困ったのは、バックスピンで戻りすぎちゃうところだね。自分の場合、上からガッツリダウンブローで打ち込むタイプなんだけど、80ヤードくらいからガッツリ上から打ったら、ピンハイに着弾したのに7メートルくらいバックスピンで戻っちゃったよ……。多分13,000rpmくらい入ってたと思う。自分のウェッジではあり得ない感覚だから、慣れるのが大変だなぁ」

田辺 「ソールはどれが良かったですか?ボクはサイズは少し大きめだと感じましたが、新しいXグラインドがすごく打ちやすかったです。ミスに強くていろいろ出来ます」

筆者 「まったくの同感。この大きめでいろいろ出来るソールが加わったことは中級者には超プラス材料じゃないかな。やや大型のキャビティアイアンを使っている人にも、サイズ的な流れが整いやすいと思う」

丸山茂樹「盲牌で言うなら、九ソウと四ソウくらいの違いがある」

手で溝を触り、麻雀の盲牌に例える丸山。“今回はチューソウだね!”

手で溝を触り、麻雀の盲牌に例える丸山。“今回はチューソウだね!”

田辺 「しかし、最近ウェッジにはあまり驚きを感じないものですが、今回は違いましたね。キャロウェイ本国のセールスミーティングでも、『New マイクロフィーチャー』には『GBB EPIC』シリーズのジェイルブレイク構造と同じくらいの驚きと歓声があがったそうです。それだけ違いを出せる性能だということは、今日体感できましたね」

筆者 「何しろ、丸山プロが“チュー(九)ソウとスー(四)ソウくらいの違い”と言うくらいだもん(笑)」

田辺 「はい。丸山プロは他のプロのクラブ性能をチェックする際、まずウェッジの溝の効き具合を指で触ってチェックするらしいじゃないですか。麻雀でいう“盲牌”ってヤツですよね。今回と前作では九ソウと四ソウの違いを感じると。これまでの『MD3ウェッジ』の溝の手触りは四本溝の四ソウみたいにツルッと感があって、今回の『MD4ウェッジ』は九本溝の九ソウのようにしっかり手触りに摩擦を感じるとの例えですね。麻雀をやっていないボクにはわかりづらい例えですが……」

筆者 「いやいや、麻雀好きには超わかりやすいから。さすが勝負師&エンターテイナー、丸山茂樹!って感じだね。まぁ、でも真面目に言うと、最初はてっきり丸山茂樹プロが天才なだけかと思ってたけど、我々にもハイスピンが手に入ることは間違いないね。ちょっと今回は本気で悩むかも…」


Text/Mikiro Nagaoka

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