「土砂降りだし、調整不足だけど、思い切って試合投入しようかな…」(重永亜斗夢)
――『Xフォージド』の新しいヤツが4年ぶりに出るらしいですね。テスト中らしいとさっき深堀プロに聞きました。重永プロはどんな感じですか?合います?
「すごくいいですよ。前作よりも安心感があって進化しましたね。最高のアイアンだと思います」
――今使ってるのは13年モデルの古いモデルですよね?どんな違いを感じます?
「大きくなったので、構えたときの安心感が一番最初。打ったら抜け具合も良い。本当に良いアイアン。打感がやわらかいので気持ちよく打てますね。ボクは(ドローヒッターで)ヘッドが返りやすいので、ヘッドが大きい方が返りすぎない。ボクの場合はつかまりが半減されて、ちょうどいいドローボールになる感じですね」
「つかまりすぎが来ない。これなら調整なしでいけるかも」(重永)
「新しいクラブは最初打ってから微調整をすごくするんですけど、新しい『Xフォージド』に関しては試打した時点でこのままいける。試打のときに気持ちよく打てるクラブでないと使えないんですよ。コレは打感がいいし、そのままいじらずにいける。今週思い切って使うかもしれません」
――いじらずにいけるってことは、前作もかなりいじって調整してたってことですよね?そんなに使い慣れたものから替えて大丈夫なんですか?
「そもそもボクはライ角をフラットにしないと左に行っちゃうんです。これは調整しなくてもすんなり打てました。キャロウェイの場合、つかまりをよくしているモデルが多いんです。だから、基本なかなか自分に合うモデルは見つからないんですよ。
キャロウェイのアイアンはつかまりがいいから、ちょっとでもアップライトにするとだいたい左に飛んでいくのに、コレはそういうことがなかったですね。なんでだろう」
「ぶっちゃけ、キャロウェイのアイアンは打感が硬いというか、しっかり弾く印象があると思うんですけど、これはお世辞抜きでキャロウェイ史上一番やわらかい。なぜこれを今まで作らなかったのか!っていうね(笑)」
2人とも、土砂降りで練習出来ないイライラもあるのか、強い口調で「なんでコレ(新作)をもっと早く渡してくれなかったの!」と、本音が飛び出した。深堀は「今じゃなく開幕前に欲しかった」と語っていたが、二度目の「もっと前に欲しかった」というのは、おそらく4年間も『Xフォージド』の新作を作ってくれなかったことを指していると感じた。
重永も同じで「こんなにいいものが作れるなら、もっと早く作ってくれればよかったじゃん!」といったニュアンスだった。そこは多くの旧『Xフォージド』ユーザーのアマチュアも同じ意見かも。超人気モデルだけに「4年も待たせるなんて!」との声があちこちから聞こえてきそう……。
いずれにせよ、ツアー担当は言葉を濁していたが、発売は10月中のようで、これから正式な商品詳細が公開される模様。値段やスペックなど詳細が届き次第お伝えします。