ALBA Net  ゴルフ
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選択肢が増えた『ぶっ飛び系アイアン』は確かに魅力的。アイアンの替え時を考える。

7番アイアンのロフトが26度という、ぶっ飛び系アイアンが続々と登場してきた。キャロウェイ、BS、PRGRなど大手各社がヤマハ『インプレスUD+2』のヒットに対抗してきた形だ。この辺りで、一旦モデルを整理しておきましょう!

配信日時:2017年9月5日 13時28分

一番ロフトが立っていて長いのはプロギア『赤egg PC』だった!

プロギア『赤egg PC』
プロギア『赤egg PF』。ちょいシャープでオフセット少なめ
ブリヂストン『JGR H1』。前作も『UD+2』の対抗馬でした
マルマン『シャトルNX-1』。1本18,000円+税は、コスパ高し!
つるや『アクセルZR』。いま、ネットで30%オフとお買い得!
マルマン『マジェスティロイヤルSP』。1本35,000円+税は、このブランドならでは!?
真打ち!ヤマハ『インプレスUD+2』。意外にオフセット少なめですよね〜
キャロウェイ『EPIC STARアイアン』。1本32,000円+税ですが、ドライバーみたいにカンタンです!
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プロギア『赤egg PC』
【スペックSに近いもので比較、◆が新作】

プロギア『赤egg PC』(4本:96,000円+税、1本24,000円+税)
・25度・38.25インチ(純正M-40)・340g(〃)・周辺部薄肉化(ソール)
 ※筆者(1WのHS最大50m/s)はゴルフゾン計測でPW170yを記録。

プロギア『赤egg PC』(4本:96,000円+税、1本24,000円+税)
・26度・38.25インチ(純正M-40)・342g(〃)、378g(スチールM-40)・上下Lカップ
 ※筆者(1WのHS最大50m/s)はゴルフゾン計測でPW170yを記録。

◆ブリヂストン『JGR H1』(5本:120,000円+税、1本24,000円+税)
・26度・38インチ(カーボンS)、37.75インチ(ゼロス8)・350g(〃)、384g(〃)・Lフェース+薄肉化

マルマン『シャトルNX-1』(カーボン5本:90,000円+税、1本18,000円+税)
・27度・38インチ・351g(カーボンSR)、374g(ゼロス7SR)・ナナメ構造スリット+超低重心

つるやアクセルZR』(カーボン5本:98,280円)
 ・26度 ・37.5インチ ・355g(カーボンS) ・マレージングフェース

マルマンマジェスティロイヤルSP』(カーボン5本:175,000円+税、1本35,000円+税)
・27度・37.5インチ・356g(カーボンSR)、402g(NS850S)・マレージングフェース+薄肉化(ソール)

ヤマハインプレスUD+2』(4本:96,000円+税、1本24,000円+税)
・26度・38インチ(カーボンSR)、37.75インチ(ゼロス7R)・358g(〃)、380g(〃)・Lフェース ※COR 0.815
 ※筆者(1WのHS最大50m/s)はゴルフ場で7番で220yを記録。

キャロウェイ『EPIC STARアイアン』(5本:160,000円+税、1本32,000円+税)
・26度・37.5インチ・360g(カーボンS)、378g(ゼロス7S)・360度フェースカップ ※COR 0.830
 ※筆者(1WのHS最大50m/s)はゴルフ場で7番のキャリー200yを記録。


上記のスペックを見ていると、ヤマハ『UD+2』を明らかにスペックで上回ってきたモデルが目につく。プロギア『赤egg PC/PF』の2機種だ。長さで0.25インチ長くなり、軽さの面でも明らかに『インプレスUD+2』よりも軽い。加えて、Lフェースと呼ばれるソールが折れ曲がったフェース構造が、『赤egg PF』に限ってはフェース上部にも採用されている。

また、『インプレスUD+2』よりも重く、長さも0.5インチ短いものの、反発性能を極めてきたのはキャロウェイ『EPIC STARアイアン』だ。こちらは、主にフェース下部の反発を上げるLフェースではない。そして、フェース上部の反発を上げるプロギアとも違い、フェース全面360度がカップフェースになっている。

しかも、フェースの最薄部がわずか1mmと、BSの『JGR H1』の2.1mmなどと比べても極めて薄い。そのためか、『インプレスUD+2』がわざわざCOR値を開示して自慢していた「0.815」を遥か上回り、ルールギリギリの「0.830」を公にしている。同じ7番比較でも他社のもぶっ飛びモデルが幅広ソールで構えた時にトップラインよりも後方にはみ出して見えるのに対し、とてもキレイな顔になっているのもうれしい点だろう。

ただし、キャロウェイ自らが“ドリームアイアン”と呼ぶだけあって、1本32,000円+税と、他社の24,000円+税よりもかなり値が張る。この辺りは以前に書いたとおり、タメ不要、ダウンブロー不要という、ある意味練習要らずな特筆すべき性能があるため、筆者的には納得のいく値付けではあるが…、皆さんはどう捉えるだろうか?


Text/Mikiro Nagaoka

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