筆者　「ドライバーは飛ぶし、曲がりませんね。特に左曲がりに強いと感じます。この手のプレミアムディスタンス系ボールは、ボクが打つと潰れすぎてフェースに貼り付いて左曲がりになることが多いんですが、『プレステージ』はそういうのがない。ソフトですが、ソフトすぎない。だから復元も速くて初速もそこそこ出る感じですよね」

PCM筒　「アイアンとドライバーのフルショットはいいですね。すごく高く上がりますし、打感が軽くてパワーのない人にはもってこいです」

PCM編集長　「同感。ただ柔らかいだけじゃなくて、反発の良さを感じるね。ベチャッとフェースに貼り付くような潰れ方はしない。適度に打ちごたえがあるから、シニアアスリートが使いたくなるのは非常によく分かるね。同じプレミアムディスタンスの中でも、コレは芯がある方なんじゃないか？ アプローチはどうだった？」

筆者　「カバーがすごくソフトだからか、スピンもそこそこ効いて出球は高めですけど、ゆっくり球が飛ぶので寄せやすいです。ウェッジのフェースに長く乗る感じ」

PCM筒　「ウレタンカバーが分厚いのか、すごくソフトな打感ですね。ただ、パターの打感では柔らかすぎて音がしなくなっちゃうので、音を基準にしている人は距離感が合わないかも」

PCM編集長　「まさに、私だね。もう少しインパクトでどれくらい打ったかのフィードバックが欲しいね。オデッセイのホワイトホットとか、樹脂系インサートだと音がしないからショートしてしまう。これは音がしないからオーバーするといった、真逆の人もいるだろうね」

筆者　「そうかなぁ、ボクはインパクトでガツンと打たないタイプなので、打感や音は全く気になりませんでした。むしろ柔らかい方が気持ちいいというか。最近自分のエースのBS『TOUR B330X』やテーラー『TP5X』もそうなんですが、2層目が硬いボールが多いんですけど、クリック音がやや高いのが気になっていたので、コレはむしろ好きな打感ですね」

PCM筒　「長岡さんはけっこう2層目の硬さを感じるタイプですよね。普通はパターとかアプローチだと表面の最外層のカバーの硬さを感じる人が多いですよ」

筆者　「パターもそうなんですが、芯を感じるものの方が好みだなぁ」

PCM編集長　「パターって、君みたいに20m以上のロングパットを残す人くらいじゃないと、そんなにボールが潰れないはずだよ。なぜボール内部の硬さを君は感じるんだろうね」