ゴルフクラブ史に残るメガヒット『EPIC』シリーズは逆張りの産物
大げさな謳い文句で関心を集めたが、その後商品の詳細が明らかになるにつれ、ゴルファーの奇異の目は確固たる興味に変わっていったはず。何しろ、他メーカーのほとんどが「ボディをたわませてオフセンターヒットの初速を落とさない」ようにするのに対し、同社はそのロジックの逆張りをしてきた。
ただし、いくら大層なロジックやキャッチコピーを用意しても、肝心の性能を体感できなければ何の意味もない。ゴルファーを誇大広告で煽るものの、結果を伴わない例はよくある。アラン・ホックネルの話しに興奮しつつも「上手い話しには絶対乗せられないぞ」と、内心いつもより厳しい目で「性能を暴いてやる」とスイッチ全開だった。
その性能について、今さら語るまでもない。既に何度記事にしたか数え切れないほどで、飛びを体感してから『GBB EPIC STAR/Sub Zero』ドライバーについては書きに書いてきた。何度も他のクラブと対決もさせた。日本仕様を借りてテストを重ね、最終的に自分のヘッドスピードに合わせて米国仕様の『GBB EPIC Sub Zero』をポチッたくらいだ。(米国仕様を買ったせいで失敗したが…)