音が良くなった!曲がらない!これは使えるのでは?
「構えてみると、すごくヘッドの据わりが悪いね。硬いマットの上に置くと、コロンとフェースが開いてしまう。この辺りは、量販店の店頭や練習場での試打ではネガティブポイントじゃないかな。445ccの割には投影面積はしっかりあるけど」
筆者
「そうですね、据わりが開きやすいのは確かにネガポイントです。浮かせて構える人には関係ないですけど。まぁ、打ってみてくださいよ」
PCM筒康博
「うわっ、これ一発目からど真っすぐですね。これは現場向きかも。あと、純正シャフトの『ALTA J CB』の50g台の硬さTSですが、カスタムシャフトみたいに質がいいですよ、コレ。PINGは元々純正シャフトがしっかりしたいいものを作ってますが、さらにコストをしっかりかけたって感じがします。これ、カスタムシャフト要らないわ」
シャフトコスメにも細かな工夫が…
「同感です。スクランブル方式で永野竜太郎プロと16アンダー出した時は純正のSだったんですけど、本当にフェアウェイキープ率高かったですからね、このボクが。しかも、このシャフト、傍目には黄土色というか、黄色っぽいのに、自分が構えると黒っぽく見えて光の加減で色が変わるように塗装しているらしいです。金かけてますよね、地味なところにまで」
PCM編集長
「本当に曲がらないね。250ヤード先にコース管理の車があるじゃない。あれ、本当に狙えるよ。行くよ。(バキッ!)ほら。(車スレスレに着弾)危ね〜、当たるところだったよ。コレ、3球以内に当てる自信があるよ」
筆者
「マジで危ないので、車狙うのやめてください!!!コースから出禁になりますよ!本当にやめて」
PCM編集長
「いや、冗談だけど、本当にそれくらい曲がらないよ。これだけ曲がりが少ないと、アドレスの向きを決めてそのままポーンと振り抜いたら、かなりの確率で空中の幅に収められるね。すごいのは、これが中・高弾道で出来るところかな。『G400』のロフト9°だけど、球が高い。出球を低く抑えた球でのライン出しなら分かるんだけど、これは棒球で曲がりを抑えられるのがすごいね。ティショットで不安が消えそうだね」
PCM筒康博
「軸線深度がすごく深くなっているので、スピン量が多めなのかな?と想像していましたが、ソールとロフトのバランスで高打ち出しの棒球も打てますね。ボクは元々スピン量が少ないタイプですけどこのモデルなら上がるのでロフト9度でも全く問題なし。男子プロが『LST』の8.5°を選ぶのも納得です。あと、打点を変えて打ってみましたが、弾道への影響が少ないです。これは長岡さんみたいに無茶苦茶打点がズレやすい人にはもってこいですよね(笑)」
筆者
「これ以上は危ないので、もう、コース出ましょう……」