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【カスタムパーツの凄いヤツ】谷口拓也が目玉をひん剥く高初速!『スピエボ4』✕『DIRETTO』の叩ける組み合わせが強烈

カスタムパーツ、通称・地クラブ。この超マニアックな世界の情報通なのが、PCM(Professional Craftman Magazine)。懇意にしているPCM編集長の村田辰也氏からまた筆者にタレコミがあった。今度は何だ!?

配信日時:2017年8月23日 17時16分

ぶっ叩いてもスピンが増えない『エボ4』。先端しっかりで高初速?

40g台のR2から、70g台のXまで、13スペックを試打!ヘッドはやさしい『グローレF2』

40g台のR2から、70g台のXまで、13スペックを試打!ヘッドはやさしい『グローレF2』

筆者も『スピーダーエボリューションIV』を打ってみたが、タニタクと同感。このシャフトは先端がしっかりしていてシャフト全体にコシがあって復元が速く、思い切りぶっ叩ける。メーカーは「『スピーダーエボリューション2』のミートしやすい設計をベースに、つかまりを改良し、叩ける中調子に仕上げることで、飛距離性能を一段と向上させたのが『スピーダーエボリューションIV』です」と語っている。

同社広報の甲斐氏によれば「今回は高性能中弾性炭素繊維『パイロフィルMR70』を使用しているのですが、『ダイヤモンドスピーダー』で初めて使用し、三菱ケミカル社製のシャフトにも使われている『パイロフィルMR70』を単独で採用しました。ゴルファーが感じる素材感の部分で滑らかさがありつつも、今まで以上に叩けるフィーリングを狙っています。また、超高弾性90tカーボンを採用して中調子の高い操作性に加え、強いインパクトが出来るうえ、スピン量を減らせますね」と語る。

筆者は本日行われた試打会で『スピーダーエボリューションIV』の全スペックを打ってきた。40g台の『474』はR2、R、SR、S、50g台の『569』はR、SR、S、X、60g台の『661』はSR、S、X、70g台の『757』はSとXと、計13スペックをテーラーメイドグローレF2』の9.5度に装着してみた。

『6S』はけっこう硬めでライナーフェード。『6SR』がやさしく中・高弾道ドロー。『5X』が高弾道ストレート!

「叩かない」ことを肝に銘じる筆者には、緩さのある6SRが最適!ストレートドローしか出ず、曲がらなすぎ!

「叩かない」ことを肝に銘じる筆者には、緩さのある6SRが最適!ストレートドローしか出ず、曲がらなすぎ!

多くの大手メーカーのカスタムシャフトに採用されるであろう『スピエボ4』。その大半は『661・S』になるだろう。だが、意外にこの6Sが少々ハードだった。ぶっ叩いても左に行かない仕上がりで、少し打ち出しが低いライナーで、フェード系の球が出やすかった。

ところが、『661・SR』にすると印象が一変。しなり量が増え、若干トゥダウンしてくれてフェース上部に厚く当たりやすく、中・高弾道ストレートドローを連発した。左へのミスを嫌う人には間違いなく6Sを薦めるし、スインガータイプで球を叩かない人には6SRがオススメ。

ちなみに、筆者が選ぶなら、叩いても曲がらずにヘッドスピードを上げられる5X。全般に、どの重量帯もX>S>>SRと、他社のフレックス表示よりもSとSRのハードさに差があるように感じた。この辺りは「叩ける」を謳っていることから同社も狙って出した性能だと勝手に思っている。

復元が速くて叩けるうえ、吹け上がらない『スピエボ4』。このシャフトにやや小ぶりでロフトの立ったヘッドを組み合わせると、ぶっ叩けて高初速で飛ばせることを証明してくれたタニタク。もちろん、ツアー2勝のプロがやっていることが万人に当てはまる訳はないのだが、スコアを出したい秋を前に、非常に気になる試打テストとなってしまった。(せっかくぶっ叩き屋からスインガーに移行中なのに……)球をぶっ叩きたい衝動が疼く……。


Text/Mikiro Nagaoka

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