ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

ツアーで流行する40度台単品ウェッジの実用性とは?

text by kazuhiro koyama

配信日時:2017年7月23日 08時00分

アマチュアは、ストロングロフトのアイアンセットと組み合わせるのが有効!

『スリクソン Z565』のPWのロフトは44度。40度台ウェッジはストロングロフトのアイアンセットと組み合わせるといい

『スリクソン Z565』のPWのロフトは44度。40度台ウェッジはストロングロフトのアイアンセットと組み合わせるといい

 セットのPWを抜くのは、プロならではのセッティングだが、一般的なアマチュアでも、40度台後半のロフト角を持つ単品ウェッジを入れるメリットはある。理由は、アイアンセットのストロングロフト化だ。最近では、中上級者向けのモデルでも飛距離を重視して、ロフト角を立てているものが増えてきた。例えば、女子プロにも人気の高いダンロップスリクソン Z565』は、PWのロフト角が44度だ。これなら、PWを抜かなくても、PWの下に46度や48度を入れることができる。アマチュアには、このやり方が現実的だろう。

 飛び性能の高いストロングロフトのアイアンなら、PWで120〜130ヤード飛んでも不思議ではない。その下の距離をよくあるように52度と58度の2本ウェッジで埋めるのは、ロフト角の間隔が大きいため、なかなか大変になる。フルショットで100ヤード打てる48度前後のウェッジが、ここで重宝するわけだ。

 海外メーカーで46度以下のウェッジをラインナップしているのは、タイトリストくらいで、他のメーカーは、48度や50度からのラインナップと言うものが多い。一方、国内メーカーでは、フォーティーンが41度、44度といったロフト角の小さな単品ウェッジをラインナップし、ミズノも受注生産で44度、45度をオーダーすることができる。これらのメーカーが、40度台のウェッジを厚めにラインナップしているのは、偶然ではないだろう。日本のゴルファーに好まれる、飛び系アイアンによりマッチしたロフト設定なのだ。

読まれています


おすすめコンテンツ

関連サイト