2017年目玉のひとつ、タイガー・ウッズが選んだ『M』シリーズ
というのも前作は、日本ツアーでは『M2』フェアウェイウッドが大流行し、『M1』ドライバーを使用したダスティン・ジョンソンがメジャー制覇するなど大躍進。秋口には、ローリー・マキロイとタイガー・ウッズというスターが『M2』ドライバーを使用し、大きな話題になった。ツアーで大きな存在感を放っていただけに、このモデルチェンジの速さは少し戸惑うほどだが、このあたりはテーラーメイドらしい、攻めの姿勢が感じられる。
さらに驚きを与えたのは、米国・フロリダ州で開催されている「PGAマーチャンダイズショー」でタイガー・ウッズとのパター以外に及ぶ13本のクラブ使用契約を締結したと発表。ウッズはツアー復帰戦となる『ファーマーズインシュランスオープン』で『NEW M1 tour 3W』『NEW M2 5W』を投入予定だ。
『M2アイアン』は、7番アイアンで28.5度という超ストロングロフト。近年流行している"激飛系アイアン"で、いま使っているモデルによっては、1番手から2番手はゆうに飛ぶだろう。7番アイアンで試打したら、1発目は出球の低さに驚いてしまった。重心は深めなので、ボールが先にいってから高く上がりそうだが、普段からボールが上がりにくい人や、フェースが閉じ気味の人はボールの上がり具合をチェックしたい。
一方「スピードポケット」と「フェーススロット」の“溝”効果でスイートエリアが非常に広く、見た目はシンプルで、激飛系にありがちな肉厚な感じもない。ベテランゴルファーでも違和感なく使えそうな飛び系に仕上がっている。
