テーラーメイドがゴルフボール専門メーカー「ナッソーゴルフ」を買収
売却条件は公表されておらず、こちらは補足に過ぎない。
興味深いことは、これらの間にあるようだ。
恐らく、そこまで意識していなくてもみなさんにとって「Nassau Golf」は近しい存在だ。韓国を本拠とするこのゴルフボールメーカーは、長年に渡りテーラーメイドのボールを製造してきた。
初代「Kirkland Signature(カークランドシグネチャー)」4ピースボール、そして最も有名なところではディーン・スネルの「MTB Black」と「MTB X」も製造している。
テーラーメイドのデイビッド・アベレスCEOによれば、「Nassau」社の買収は、同社の「ゴルフボールサプライチェーンにおける垂直統合を実現するための戦略的プラン」の一環だという。
「Nassau」社を傘下に収めることで、製造工程の全てを保有することになる。これにより、テーラーメイドはタイトリスト、ブリヂストン、キャロウェイ、スリクソンと大差ない工場体制を構築したと言えるのだ。
要するに、「Nassau」買収はテーラーメイドに「生産能力」と「生産コントロールの向上」をもたらすということ。
競合は戦々恐々だろう。
この答えを出すのはまだ早急だが、テーラーメイドの「Nassau Golf」買収が、ゴルフボール業界に大きなインパクトを与える可能性があることは言うまでもない。
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