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話題作『グレートビッグバーサ』のNEWモデルが、いよいよ来春発表

text by kazuhiro koyama

配信日時:2016年12月19日 10時00分

NEW『GBB』の存在が、いよいよ明らかに

ヘッド内部であろうこの画像。この2本の柱はドライバーにどのような効果があるのか?

ヘッド内部であろうこの画像。この2本の柱はドライバーにどのような効果があるのか?

そんななか、来春発売になる『グレートビッグバーサ』の後継モデルが、キャロウェイのアメリカ本国サイトに断片的にアップされた。クラブの全容はまだ分からないものの、新しい機能をイメージさせる15秒のプロモーション動画もある。

US キャロウェイのサイトに動画が公開された!※USキャロウェイサイトへリンクします。

 動画ではっきりと確認できるのは、柱のように立てられた2本の棒だ。おそらくヘッドの内部を表していて、この柱はフェースに近い場所に立てられているように見える。可変ウェイトのように取り外しするのではなく、固定しているようだ。

 かつて、キャロウェイではヘッドの中心部分にウェイトを柱のように挿入する『ビッグバーサアルファ』というモデルがあった。さらに後継モデルの『ビッグバーサアルファ 816』はこのウェイトポートがトゥ側とヒール側の2箇所に増えた。しかし、今回の新モデルはこうした可変ウェイトではなく、フェース側に柱を固定するところに核心がありそうだ。

 フェース裏に2本の柱が立つ理由は、正直分からない。しかし、ある程度の推測は可能だ。はっきりしているのは、フェース側に重量物が加わるため、ヘッドの重心位置がより前方になり、浅い重心位置になることだろう。これによってスピン量の少ない強い弾道になりやすく、操作性も高くなるはずだ。

 さらに、後方に『グレートビッグバーサ』でも採用されている「ペリメーターウェイト」のような重量物が確認できるので、ヘッドの前方と後方で重量がバランスし、重心位置が極端に遠くなったり、近くならずにヘッドの挙動が安定する効果も期待できる。カーボン素材まで採用し、ヘッド外郭を軽く薄くする現代のドライバーのトレンドを考えると、なおさら、その効果は高まるだろう。

 さらに想像すると、現在のほとんどのドライバーは、ボディ部分を作ってからフェース部を溶接している。この2本の柱で、フェース部周辺をより強靭にしたり、ヘッドのぐらつきを抑える効果はないものだろうか。これまで見たこともない、新しい2本の柱は、そんな全く新しいテクノロジーを予感させる。

 アメリカでは、すでに発売日も決まり、試打モニターも募集している。日本国内でもまもなく、詳細が明らかになるだろう。前作を凌駕する最新の機能を秘めた、NEW『グレートビッグバーサ』。クラブの全容が明らかになるのが待ちきれない。


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コヤマカズヒロ / ゴルフコラムニスト

雑誌・WEB媒体にレッスンなどのゴルフ記事を執筆。 99年に大手ゴルフショップチェーンの立ち上げに参画。 ゴルフギアに関しては、性能面はもちろん製造・流通まで 幅広い知識のある異色のライター。 1974年・広島生まれ

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