ALBA Net  ゴルフ
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最新アイアンがN.S.PROを続々採用! モーダス³TOUR115と850GH neoが純正シャフトに選ばれるワケ

日本シャフトから、2022年に「MODUS³ TOUR115」と「850GH neo」が登場。これに先駆け、今秋から発売されるニューアイアンが続々と、純正シャフトとして2モデルを採用している。両モデルの特性を鹿又芳典氏に解説してもらうとともに、各クラブメーカーに純正シャフトに選んだ理由を聞いた。(ピンの『i59』と『G425』はカスタムシャフトとして『850GHneo』と『モーダス³ツアー115』を採用)

配信日時:2021年9月22日 10時00分

大型&飛び系ヘッドに打ち出し角とスピン量をプラスしたN.S.PRO 850GH neo

「軽量化時代の新定番スチールです!」(鹿又氏)

「軽量化時代の新定番スチールです!」(鹿又氏)

アマチュアゴルファーのスペック選びの参考になるのが、同程度のヘッドスピードである女子プロ。ここ10年の女子ツアーの使用率を見ると、圧倒的に使われているスチールシャフトが「850GH」だ。40 〜50g台のドライバーシャフトを使用する女子プロの多くは、アイアンシャフトに80g中盤の重さを選んでいるわけだ。このモデルとほぼ同じ重量設定で登場したのが「850GH neoだ。
「女子ツアーで人気の『850GH』に『neo』のエッセンスを注入したモデルです」(鹿又氏)

「女子ツアーで人気の『850GH』に『neo』のエッセンスを注入したモデルです」(鹿又氏)

ニューモデルは、昨今のトレンドである“飛び系アイアン”とのマッチングが考慮されているのが大きな特徴だ。大型化、ストロングロフト化している今どきのアイアンヘッドは、飛距離性能がアップしている一方で、球が上がりづらい、スピンがかかりづらいという側面がある。そんな“飛び系アイアン”のデメリットを解消するため、日本シャフトは独自の肉厚調整加工技術を駆使し、高打ち出し、適正スピン量を実現するシャフトを開発。高性能ヘッドの飛距離性能に、グリーンで止まる性能をプラスした。

先に紹介した「ツアー115」が重量スチールの定番なら、「850GH neo」は軽量スチールの新たな定番といえるモデルだ。

〈鹿又解説〉N.S.PRO 850GHはこんなシャフト

程よい軽量感としなり感があり、軽やかに振れます。ダウンスイングからフィニッシュにかけて滑らかに動く上、球を上げやすく、適度なスピンも入ってコントロールしやすいバランスの良いシャフト。40〜50g台のドライバーシャフトを使っている人にオススメです。

〈ブリヂストンゴルフ〉213HF×N.S.PRO 850GH neo(発売中)

ブリヂストンスポーツ坂航 氏

ブリヂストンスポーツ坂航 氏

前モデル「ツアーB JGR HF3」をベースに新たに開発したのが「213HF」です。大型ヘッドで反発性能を高め、ストロングロフト化しながらも、打感にこだわっているのが大きな特徴。アベレージゴルファーがやさしく、心地よく飛ばせるアイアンに仕上げています。純正シャフトとして採用した「850GH neo」は、ボールを上げてくれる性能、シャープに振り抜けるフィーリングが特徴のモデルですから、「213HF」のポテンシャルを引き出してくれると考えています。

〈鹿又インプレッション〉213HF×N.S.PRO 850GH neo

「シャープなシャフト挙動で、重心距離が長いヘッドにありがちな振り遅れをカバーします」(鹿又氏)

「シャープなシャフト挙動で、重心距離が長いヘッドにありがちな振り遅れをカバーします」(鹿又氏)

面長で重心距離が長いヘッドは、タイミングがズレると振り遅れることがありますが、「850GH neo」のシャープなしなり戻りがカバーしています。また、シャフトがフェースをスクエアに戻してくれるため、ヘッドとの相乗効果でミスヒットに強さを発揮します。

〈ヤマハ〉RMXニューアイアン×N.S.PRO 850GH neo(10月発売予定)

ヤマハ梶山 駿吾氏

ヤマハ梶山 駿吾氏

ニューアイアンのコンセプトは“やさしさ”。大きな慣性モーメントで寛容性を高めています。こういったヘッドは、ダウンスイングでシャフトに負荷がかかってスムーズに振れない恐れがありますが、その点を「850GH neo」がカバーしています。新モデルは、3つの純正シャフトをラインアップ。日本シャフトさんと共同開発したモデル、「950GH neo」、そして「850GH neo」です。スイングに合わせてチョイスしてもらえば、ヘッドの性能を感じることができるはずです。

〈鹿又インプレッション〉RMXニューアイアン×N.S.PRO 850GH neo

「慣性モーメントが大きいヘッドにありがちな振り遅れを防止!」(鹿又氏)

「慣性モーメントが大きいヘッドにありがちな振り遅れを防止!」(鹿又氏)

重心距離が長く、慣性モーメントが大きいヘッドは、寛容性が高くなる反面、ダウンスイングでフェースが開きやすい傾向があります。その弱点を補うのが「850GH neo」です。フェースをスクエアに戻そうとしてくれるので、振り遅れを防止してくれます。

〈PING〉i59&G425×MODUS³ツアー115&850GH neo(発売中)

ピン根津博嗣氏

ピン根津博嗣氏

「フィッティングによって、一人一人の体型やスイングに合うクラブ、スペックを選ぶことで、パフォーマンスを最大化できる」というのが弊社の基本的な考え方です。日本シャフトさんのモデルは、幅広い重量帯がラインナップされ、それぞれに特性があって差別化されているため、フィッティングに不可欠な存在といえます。そういった理由から、「i59」と「G425アイアン」は、「850GH neo」と「モーダス³ 115」を標準シャフトとして採用させてもらいました。

〈鹿又インプレッション〉i59&G425×MODUS³ツアー115&850GH neo

「『i59』には『ツアー115』、『G425』には『850GH neo』がボクのお薦めの組み合わせです」(鹿又氏)

「『i59』には『ツアー115』、『G425』には『850GH neo』がボクのお薦めの組み合わせです」(鹿又氏)

小ぶりで操作性に長け、高い球も打ちやすい「i59」。先端剛性が高い「ツアー115」を合わせると、弾道をより操作できます。一方、慣性モーメントが大きい「G425」と「850GH neo」の組み合わせは、ヘッドがスムーズに動きます。




問い合わせ/日本シャフト株式会社 nipponshaft.co.jp TEL:045−782−2562

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