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カッコイイのにやさしい、話題の「中空マッスル」。テーラーメイド新『P790』が魅力的過ぎる件

「やさしく打てるアイアンがほしい!」「アイアンは見た目がカッコよくなきゃダメ!」。そんなゴルファーの願いを両方叶えてくれるのが、最新テク満載の“カッコいいのにやさしい”アイアン。代表格が新しい『P790』だ。

配信日時:2021年8月12日 07時00分

タングステンが前作の2.2倍で芯が広い!

サイズは2代目と同じで不変ですが、初代、2代目より遥かにシンプルかつカッコ良さを増した最新『P790』。飯沼大輔プロも見惚れています

サイズは2代目と同じで不変ですが、初代、2代目より遥かにシンプルかつカッコ良さを増した最新『P790』。飯沼大輔プロも見惚れています

シャープなビジュアルに飛びとやさしさが加わって人気を博してきたテーラーメイドの『P790』が、前作よりカッコよくなって新登場。「デザイン性の高さに加え、最新テクノロジー満載で飛びもやさしさもアップしている」と言うのは、 Accuracy Golf Studio(千葉県印西市)の飯沼大輔プロだ。

「新しい『P790』は、アイアンにやさしさを求める人も、カッコよさにこだわる人も必見です!」と語るが、まずはテクノロジー面ではどんな進化を遂げているのか? 早速、見ていこう。
カッコいい見た目の中身は、凝りに凝ったテクノロジーの数々が内蔵されています。タングステンの増量やより軽い【SPEED FOAM AIR】で芯の広さが激変!

カッコいい見た目の中身は、凝りに凝ったテクノロジーの数々が内蔵されています。タングステンの増量やより軽い【SPEED FOAM AIR】で芯の広さが激変!

前作から中空ヘッド内に充填された「SPEED FOAM」で振動吸収効果の高かった『P790』だが、前作から69%も軽くした 【SPEED FOAM AIR】をインサート。更なる余剰重量獲得とソフトな打感を実現している。

また、わずか1.5mmとテーラーメイド史上最薄クロモリ鋼L型フォージドフェースを採用。反発力がアップして安定した飛距離性能を発揮するとか。

飛びと打感だけでなく、“やさしさ・ミスへの寛容性”も大幅に引き上げられている。ヘッドのトゥ側に、前作より2.2倍に増量した 31gものタングステンでさらなる低重心による高弾道と寛容性を実現した。貫通型スピードポケットも健在で、下部ヒットにも強い

打点ズラシで判明。上下左右のブレに激強

上下に8mmずつ打点をズラしたのが左。左右に10mmずつズラしたテストが右。寛容性アップが凄まじい!

上下に8mmずつ打点をズラしたのが左。左右に10mmずつズラしたテストが右。寛容性アップが凄まじい!

新『P790』の芯の広さを検証するため、飯沼大輔プロが芯から上下に8ミリ、左右に10ミリ打点をズラして打ち、「トラックマン」で弾道計測してみた。その結果、シャープな見た目とは裏腹に、大型キャビティに負けないやさしさを備えていた。まずは、上下の打点ズレについて、上図の左を見てほしい。

前述の通り、貫通型スピードポケットの影響か、下部ヒットでも球が上がって飛距離ロスは約3ヤードのみだった。通常、飛距離が大きく落ちる上側の打点でもしっかり飛距離が出ている。また、ラフで打ち込み過ぎた際に起きる上部ヒットでも、落ち込みが少なく、上下の寛容性が高かった

また、左右ズレは上下より距離の落ち込みに強いのが一目瞭然。弾道も芯で打つとつかまりのいいストレート〜ややドロー。特にトゥ側の当たりは、芯と変わらないナイスショットが印象的だった。飯沼プロは「アイアンに求められるすべての機能を、高いレベルで備えている」と驚く。

飯沼プロ 「5cm手前から入っても平気」

「ダフリにも強い!」と飯沼プロ。リーディングエッジの刺さりづらさ、ラウンドソールの抜けの良さが効いているとか。

「ダフリにも強い!」と飯沼プロ。リーディングエッジの刺さりづらさ、ラウンドソールの抜けの良さが効いているとか。

上下左右の打点ブレへの強さだけではなく、多くのゴルファーのもう一つの悩みである「ダブリにも強い」とのこと。

「ダフリに強いアイアンを探すなら、ハイバンスがオススメ。ボールの5cm手前にヘッドを鋭角に入れても刺さらず、ヘッドが上昇しながらボールを前に運んでくれます。『P790』のようにリーディングエッジの角が削られていると刺さりにくいし、ラウンドソールはライが悪いところでもソールがスムーズに滑る効果を感じます」。
また、ミスヒットでも手に衝撃が少ないのも利点だとか。「インパクトでボールがつぶれる感触はマッスルバックとほぼ同じ。いったんフェースに乗ったボールがバネのように勢いよく飛び出していって、手に感じる衝撃が少ないのも魅力ですね」と、飯沼プロ。

「バックフェースはマッスルバックのようなシャープなデザインで、バッグに刺さる姿がカッコイイ。打った印象は、とにかくやさしくて距離が出て、見た目からは想像できないくらいミスに強い。また、操作性や打感の柔らかさもハイレベルで、アスリートからアベレージまで幅広いゴルファーが使える、オールラウンドモデルです」(飯沼プロ)

石坂友宏、全美貞、山路晶もビックリ

3人とも、この日初めて新『P790』を見て打ったのですが、表情に驚きが表れています!

3人とも、この日初めて新『P790』を見て打ったのですが、表情に驚きが表れています!

この感想は、飯沼プロだけではない。先だって行われたお披露目イベントでも、契約プロの石坂友宏、全美貞、山路晶が初めて新『P790』をテストして、その性能に驚いていた。また、 HS40m/sの持ち球がスライス傾向、平均スコア92の記者でも高弾道ストレートがラクに打てて、プロたちの言う通りの性能をコースで体感できた

まずは、売り出し中の若手実力者・石坂友宏は新『P790』を初めて打つなりこう言う。「球が上がりやすいのでラクです。感触も良くて、弾きもいいです。どちらかというとボクは球が低いほうなので、これはいいかもしれませんね。長い番手を『P790』にするのはアリですね」。PGAツアープロたちにも多いコンボの可能性を話していた。

国内女子ツアー25勝のレジェンド・全美貞も新『P790』の上がりやすさに驚く。「ボールがラクに上がるのがいいです。フェースが長いクラブはかぶって見えることも多いですが、これは真っすぐで構えやすい。あと、ダフっても飛ぶ!(笑)ミスに強いのでアマチュアの方にも心からオススメできます」と、絶賛していた。

普段から女子プロには珍しく4Iを使う山路晶は新『P790』の5Iで200y以上の高弾道にビックリ。「やさしいし上がりやすい。もしかしたらロングアイアンをP790に替えるかもしれません。アマチュアの人にも超オススメですね」。球が低くミスヒットが多い人で、アイアンにカッコ良さを求めるなら、かなりの狙い目だと言えそうだ。

文・苔縄和裕 撮影・山代厚男、相田克己
取材協力・ゴルフクラブ成田ハイツリー

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