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“アイアン用カーボンって、ここまで進化したのか!” 三菱ケミカルOTアイアンが今注目されている理由

アイアンのシャフトはどんな基準で選んでる? もし、「アイアンはスチール」と考えているのであれば、是非試してほしいのが、三菱ケミカルのアイアン用カーボンシャフト「OTアイアン」シリーズだ。先に開催されたシャフト試打会では、その性能を絶賛するアマチュアゴルファーが続出し、受付終了間際まで試打の申し込みが絶えることがなかった。では、いったい何が進化しているのか。試打したアマチュアのコメントとともに、OTアイアンが今注目されている理由を検証した。取材・文/清水 晃(メディアサンライツ) 写真/山上 忠

配信日時:2021年7月7日 18時30分

前後の距離にそれほど違いが出ないのがいい

弓場唯史さん(44) ゴルフ歴:30年 平均スコア:82 試打スペック:OT TOUR i90(S)

弓場唯史さん(44) ゴルフ歴:30年 平均スコア:82 試打スペック:OT TOUR i90(S)

以前はカーボンシャフトを使っていて、スチールに切り替えてから約5年経ちますが、やはりカーボンはボールを楽に飛ばせるのがいいですね。

フィッティングしたら、OT TOUR i90(S)が自分に合っているということで、厳密にはコースで試してみないと分かりませんが、ミスしても前後の距離にそれほど違いが出ない感じがしたので、結果的にはグリーン周りにいってくれるかなと思います。

やはり、ミスに対する許容範囲が広いと思いました。カーボンはスチールと比べて設計自由度が高いですし、今後さらに進化すればより扱いやすいモデルが出てくると思うので、三菱ケミカルのアイアン用シャフトに注目しています。

アイアン用カーボンの印象が一瞬で変わりました

伊藤 忠さん(52)  ゴルフ歴:30年 平均スコア:90前後 試打スペック:OT TOUR i90(S)

伊藤 忠さん(52)  ゴルフ歴:30年 平均スコア:90前後 試打スペック:OT TOUR i90(S)

このところ飛距離が落ちてきたこともあって、そろそろシャフトを交換しようかなと思っていた矢先、このOTアイアンのうわさを聞いたので、今日試してみようと思っていました。

アイアン用カーボンシャフトを試したのは、今回が初めてです。カーボンはもっとやわらかくて、ボールが必要以上に上がったり、方向が散らばったりする印象があったのですが、このOT TOURは今使っているスチールのフィーリングとほとんど変わりません。

イメージどおりの弾道で狙えるうえ、打感はマイルドで心地よく、しかも多少ミスしても飛距離のばらつきがないので驚きました。これだけ振りやすければ、そんなに力まなくても良さそうですね。かなり好感触だったので、もう買おうかなと思っています。

ボールがしっかり乗って強い球が打てた

笠井俊吾さん(54) ゴルフ歴:25年 平均スコア:82 試打スペック:OT TOUR i90(S)

笠井俊吾さん(54) ゴルフ歴:25年 平均スコア:82 試打スペック:OT TOUR i90(S)

インパクトゾーンでヘッドが走ってくれるし、ボールがしっかり乗ってくれるから強い球が打てました。軽くて硬いからしっかりしていて振りやすく、それでいてスチールと変わらないイメージどおりにコントロールできる弾道が気に入りました。

ドライバーのシャフトが軽くて硬いタイプを装着しているので、それに合わせてアイアンも軽くて硬いシャフトを組み合わせるといった細かなセッティングができるのはいいですね。

アイアンの全番手で理想の弾道に

このように、多くのアマチュアゴルファーが、心地いいフィーリングを感じたのは、OTアイアンに採用している独自のテクノロジーにほかならない。

三菱ケミカルが開発したTOWPREGといわれる樹脂を浸み込ませたカーボン繊維の束を組み紐状に編み上げた構造により、余計な変形を抑えながらも大きなしなりを生み、インパクトゾーンでの安定したヘッド挙動を実現している。

ハードタイプのスチールシャフトを使っているゴルファーには、先端部の剛性を高めて、方向安定性を高めたOT TOUR i100/i90/i80シリーズの人気が高かった。

一方、カーボンシャフト、あるいは軽量スチールを使用しているゴルファーには、スムーズなしなり戻りを実現しながら、高弾道と着弾のバラつきの低減を実現するOT i95/i85/i75シリーズの性能を高く評価する声が多かった。

OT i95/i85/i75シリーズは番手別設計にすることで、ロングアイアンからウェッジまで全番手のシャフト重量を均一化し、より理想的かつ精密なウエイトフローを実現している。さらに、従来のRフレックスよりもしなやかなFRが今秋ラインアップに追加する予定になっており、こちらが発売されれば、より幅広いゴルファーに対応することになるだろう。

三菱ケミカルが開催しているフィッティングでは、アイアンの各番手が理想の弾道になるよう、重量帯、フレックス、シャフトの長さなど細かなセッティングに対応している。フィッティングで最適なスペックのOTアイアンを組み合わせれば、スコアアップに大きく貢献すること間違いないだろう。

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