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キャロウェイの『APEX アイアン』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2021年5月7日 17時00分

「総合力の高さが魅力!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典

<試打スペック>『APEX アイアン』
ヘッド素材 :17-4ステンレススチール
フェース素材:FLASH フェースカップ(#4〜#9)、フェースプレート(PW)
シャフト  :N.S.PRO ZELOS(S)
ロフト   :#5/23.5度、#6/26.5度、#7/30.5度、#8/34.5度、#9/38.5度、PW/43度


ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『APEX アイアン』のお話です。

APEX アイアン』で最初に感じたのは“暖かさ”です。職人技というか、フェースの曲線や直線のバランスが美しいのです。そして、ヘッドの大きさがちょうど良いのです。大きすぎず、小さすぎず、ドンピシャでした。アドレスビューは、クラシカルなアイアンが好きなゴルファーをシビれさせます。

アドレスするだけで、弾道がイメージできます。アイアンの理想型の一つです。

打ってみると、『APEX アイアン』の打音は、音量が控えめです。音質は湿った金属系で、単音で美しいです。打ち応えは、前モデルよりも軽く感じました。やわらかくなったと感じるゴルファーもいるかもしれませんが、芯に当たったときの抜け感は素晴らしいので、やわらかいと、ひと言で片付けるのは無理があります。

個人的な感覚としては、気分良く打てるアイアンだと思いました。

ボールの高さは、高弾道に分類されます。飛距離性能は、クラシカルなアイアンのちょうど1番手アップから、ミドルアイアンになると1.5番手アップです。ロフト通りの飛距離か、ロフトよりも少し飛ぶと考えるとわかると思います。飛び系のアイアンとして、ど真ん中の飛距離性能です。

APEX アイアン』で、特別だと感じたのは、スピン性能です。ツアーモデルとしても、止まるほうに分類されます。気持ちの良いスピン性能が発揮されます。その場で止まろうという意思を感じさせます。

APEX アイアン』は、総合力が高いツアーアイアンで、難しいのは嫌だという贅沢なゴルファーにオススメします。腕前を問わずに、多くのゴルファーが使えるアイアンに仕上がっています。

試打ラウンドをして、まるで自分のアイアンのように使えました。どこにも不満がないアイアンです。狙い通りにボールを止めるのが、ゴルフの神髄だと教えてくれるアイアンです。

昔の自分のように自信満々にゴルフがしたいというゴルファーや、これからハイレベルなゴルフに挑戦したいというゴルファーに、打ってみて欲しいです。

良いゴルファーは、良いゴルフクラブに育てられると考えています。『APEX アイアン』は、それを実現するアイアンです。総合力の高さで勝負する『APEX アイアン』は、打ってみるべきアイアンです。

コメンテータープロフィール

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。

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