ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。
テーラーメイド『SIMグローレ ドライバー』の印象をお伝えします。

テーラーメイドが2020年10月19日に発売したクラブで、「思い通りの飛びへ。目指したのはクラブ理想形」というコピーでした。

『SIM グローレ ドライバー』は、テーラーメイドのフラッグシップモデルである『SIM ドライバー』と国内モデルの『グローレ ドライバー』を高次元で融合させて開発されました。ソールを見ても、クラウンを見ても、確かに『SIM』の部分と、『グローレ』の部分が見えます。

まず、｢ドローバイアスイナーシャジェネレーター」です。空力性能を高めつつ、ドローボールを打ちやすくなるテクノロジーです。ソールを見れば、山のような膨らみと、凹んでいる部分が明白です。23.5gのウェイトがヒールサイドの後方にあって、内部にも同様のウェイトがドローバイアスとして入っているそうです。

そして、「ツイストフェース」と新しく開発された「スピードインジェクション」です。高反発違反のフェースを作り、フェースの裏から樹脂で抑えることでギリギリまで反発係数を落とす調整をするテクノロジーです。

最後に、シャフトも、軽いのに高性能の専用シャフトを開発し、用意されています。

一言でいうなら、『SIM グローレ ドライバー』は最新のテクノロジーと、国内で蓄積された知見を融合させているクラブです。

世田谷店のお客様の『SIM グローレ ドライバー』の反応は……　テーラーメイドユーザーで、買い換えのお客様を中心に売れています。

グローレを使い続けているお客様は、根付いているというか、一定数いらっしゃいます。オールドゴルファーだけではなく、ヤングゴルファーもけっこういるところが面白いところです。年齢に関係なく、購入していただいています。

基本的には、ボールをつかまえていきたいお客様に『SIM グローレ ドライバー』は受けています。総重量が、あまりないゾーンになるので、その部分からも推薦しやすいというプラスポイントもあります。また、純正シャフトのやわらかさが引っかけを防ぐ効果もあるようです。

フェアウェイウッドと一緒に購入するケースが多いのも特徴です。

自分でも打ってみました。ヘッドがシャローになりすぎていないところが好感です。アドレスしてみた感じが本格的なドライバーだと思わせます。『SIM グローレ ドライバー』は46インチあるのですが、長さの違和感を一切感じません。振り切れます。これは、シャフトの挙動まで含めたトータルバランスが優れているからだと思われます。

特別感があったのは、吹き上がらない弾道です。もちろん、テーラーメイドのドライバーですので、飛びます。初速が出ます。

『SIM グローレ ドライバー』は、思いのほか、広い範囲のゴルファーが打てるように開発されています。オールドなゴルファーにも、ヤングなゴルファーにも、オススメできます。完成度が高い『SIM グローレ ドライバー』は、安定して飛ばしたいというゴルファーの願いを叶えてくれるのです。

佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。