直近のDJの軌道が判明。トラックマンのツアースタッフがブログで公開していた!
以下、トラックマンのツアースタッフ、クリスチャン・ハーン氏の投稿(https://blog.trackmangolf.com/dustin-johnson-2017-wgc-mexico/)を引用すると、下記のようになる。
“2017年のWGCメキシコトーナメントで、世界一のダスティン・ジョンソンと会いました。ダスティンが電話をかけている間、彼は私たちにいくつかの数字を提供するのに十分親切でした。まあ当然、ダスティンは実際にトーナメント、おめでとう!このトーナメントは海抜約7500フィートで行われたので、距離は狂っています!”(クリスチャン・ハーン)
ドライバーのトラックマンデータ画面
DJの使用するテーラーメイド『M1 460』はロフト11度。打ち出し角が13.6度と緩やかなアッパー軌道になっているため、ボール位置は長田プロが指摘した『MAT-T』のデータほど左にはなく、昨年9月のドイツバンク時のものくらいの位置だといえそうだ。
今度は6番アイアンのデータ
重ね重ね言うが、上記のキャリーもトータルも高地だからおかしな数字が出ているとのこと。それ以外は最新のトラックマンで測られたもののため、正確なデータと見ていい。以前の記事で、谷口拓也プロが「最近のPGAツアープロたちは、クラブパスが真っすぐでフェースを閉じた状態を早く作ってストレートな状態を長く作っているんですよ」と指摘していたとおり、そのポイントもよく現れている。
ドライバーは―3.1度のカット軌道に対し、フェースアングルは2.7度閉じた状態で安全にハイフェードを打つ。6番アイアンはそれよりも真っすぐな軌道だが、同じく1.7度閉じた状態でフェードを打っていた。
いずれにせよ、筆者の「ダウンブローなのでは?」という考察は誤りだった。ここにお詫びして訂正したい。それにしても、変速スイングのキャリーモンスター・DJがやっていることを考察しようなんて、なんと無謀な企画を立ち上げてしまったものか。だが、やめるわけにはいかない。アッパー軌道と分かったからには、もちろん、週末にまた無謀なDJの真似をするつもりである。(今度は球が上がるかなぁ……)
Text/Mikiro Nagaoka