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ブラント・スネデカーが、来日直前に優勝!

text by kazuhiro koyama

配信日時:2016年10月14日 18時56分

ブリヂストンゴルフのJGRドライバーにスイッチしたスネデカー getty images
ブリヂストンゴルフのJGRドライバーにスイッチしたスネデカー getty images

ドライバーを変更し、今季、大活躍のブラント・スネデカー

先日行われた欧州ツアー、「フィジーインターナショナル」で、日本でもおなじみのブラント・スネデカーが優勝した。ライダーカップ明けでもモチベーションを切らさず、安定した強さを見せられるのは、さすがスネデカーといったところだ。

 ライダーカップでもアメリカチームの一員として、堅実にポイントを稼ぎ、8年ぶりの勝利に大きく貢献した。調子の波が少なく、闘志を内に秘めながら、冷静な戦いぶりを見せるスネデカーを、キャプテンのデービス・ラブ3世も大いに信頼していたに違いない。興奮した観客による大歓声の中で、相手選手にも配慮するプレーマナーの良さも光っていた。

 スネデカーが、国内メーカーのブリヂストンと契約しているのはよく知られているところだ。元来、スネデカーはギアをあまり変える選手ではなく、例えば、愛用するパターはすでに10年以上使用している。実は、他のモデルも積極的に試しているのだが、なかなかスネデカーのお眼鏡に叶うギアがないというのが実際のところのようだ。現在、使用しているクラブやボールは、そんなスネデカーのこだわりを満たしたものだといえるだろう。

 中でもドライバーは、昨年まで2010年モデルのテーラーメイド『バーナースーパーファスト』というモデルを長く愛用していた。日進月歩のゴルフクラブの世界で、ツアープロが5年以上同じモデルを使用しているのはかなり珍しい。それだけ気に入っていたとも言えるのだが、今シーズンは、ブリヂストンのドライバー『JGR』にスイッチし、ティーショットのパフォーマンスが大きく向上したという。ドライバーの変更が、2月の「ファーマーズインシュランスオープン」の優勝をはじめ、今シーズンの好成績に貢献した格好だ。

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