ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

テーラーメイドの『ツアーレスポンス』ってどんなボール?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年8月7日 17時00分

「安価を忘れる完成度だ!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹

ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。
テーラーメイド『ツアーレスポンス ボール』の印象をお伝えします。

『ツアーレスポンス ボール』は、テーラーメイドが2020年3月に発売したボールです。コンセプトは、「ツアーボールよりも安価ながら、ツアーで信頼されるスピン性能をあなたに。」ということになります。テーラーメイドのツアーボールである『TP5/TP5x』シリーズのテクノロジーで、安価にもかかわらず、総合力が高いツアーボールを作ろうという心意気が見えるような気がします。

ソフトなキャストウレタンカバーで、ショートゲームのバックスピン性能を高めています。このウレタンカバー素材は、分子の架橋結合によって、傷に強く、耐久性をアップしているそうです。

そして「40コンプレッション」という極めてソフトなコアを採用したことで、ドライバーショットでは低スピンで飛ばし、ソフトな打ち応えでゴルファーを満足させるように機能するといいます。

最後に「スピードマントル」も新しく素材から選択し直して、ソフトなコアを包み込むしっかりとした素材を使用し、エネルギー伝達効率を高め、ボールの初速アップに貢献するということです。

高くて良いボールなのは当たり前で、手頃な値段なのに、高額なボールに負けないボールになっているのか? 『ツアーレスポンス ボール』は期待をさせるボールです。

世田谷店では一時、入荷待ちになりました。入荷が少なかったとはいえ、店頭で説明を受けて購入するお客様が多いです。安価なツアーボールというカテゴリーのボールの中では、機能の説明が単純明快で、それなら使ってみようかなぁ、と納得しやすいようです。

『ツアーレスポンス ボール』を自分でも打ってみました。

まず、打ち応えです。柔らかいのにしっかりとした芯感があります。個人的には好きな打感に入るので、3ピースのウレタンボールで少し安い価格帯であることも含めて「購入しても良い」と即断できる良さを感じました。

飛距離性能ですが、ドライバーは初速が出ます。これは高額なツアーボールと戦えるレベルです。初速が出るということは、飛距離も自動的に出ます。飛ぶツアーボールという感じです。アイアンもその飛距離性能は維持されます。

打音は音量がやや抑えめですがきれいな音質です。パットのときに比較的高音になります。これは見事だと思います。ショートゲームで高音の打感が好きな上級者は多いからです。

『ツアーレスポンス ボール』は安価という部分を全く感じさせません。高性能な新しいツアーボールという感じです。ツアーボールでパットのときに高音がするのが好きなゴルファーにオススメします。また、「ツアーボールを使ってみたい」というゴルファーには買いやすいツアーボールとしてオススメです。

コメンテータープロフィール

佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。

読まれています


おすすめコンテンツ

関連サイト