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ミズノの『ST200X FW/UT』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年5月29日 17時00分

「とにかく飛ぶ!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹

ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。ミズノ『ST200X FWとUT』の印象をお伝えします。

『ST200X FWとUT』はミズノが2020年3月20日に発売したクラブです。『ST200X FW』は「高初速×低スピン、フェアウエーウッド。」という直球なコピーのクラブです。3番は、フルチタンのボディでフェースはβチタン、5番と7番はステンレススチールのボディで高強度マレージング鋼のフェースです。素材だけを見ると違うクラブのような感じです。

ソールを見ると、「ウェーブテクノロジー」というフェース寄りに溝があります。これがフェースのたわみを最適化して飛距離性能をアップさせます。フェースのβチタンはミズノ独自の最新技術。マレージング鋼は一般的なクラブという意味で最先端です。いずれも、飛距離性能で実績があります。見た目もブラックで、渋いところがカッコイイです。ミズノの最近のクラブは、センスが良いです。

『ST200X UT』は、4番、5番、6番があります。ボディはステンレススチールで、フェースはマレージング鋼です。シンプルですが、クラウンの金属部分を網状にする「ワッフルクラウン形状」など、最先端のクラブです。

『ST200X FWとUT』ですが、世田谷店のお客様の評判は上々です。癖がない、構えやすい、という感想と同時に、ロフトよりも飛ぶような気がする、というお客様も多いのです。値段も手頃なので、ヒットする予感がします。

自分でも打ってみました。

『ST200X FW』は3番を打ちました。ビックリしたのですけど、飛びます。打感も素晴らしいです。そして、やさしいのです。構えたときに少し大きく見えて、安心感があります。また、ほんの少しかぶって見えるのも良いのです。フルチタンボディのFWとしては、かなり安い価格設定であることも魅力です。

FWの距離不足に悩んでいるゴルファーにオススメです。何といっても、飛距離性能が凄いのです。その圧倒的な性能だけで、多くのゴルファーが欲しくなるクラブです。やさしいと感じた一番のポイントは、左右に曲がりが少ないことです。純正の軽いシャフトも、経験がないほどにしっかりしていてマッチしています。スプーンが苦手だと思ってきたゴルファーを助けることになると、確信を持ってオススメできるクラブです。

『ST200X UT』のほうは、最初に感じたのが、顔が良い、ということでした。ヘッドのフォルムが良いです。狙い通りに構えて、何一つ違和感がないのです。今まで、UTが苦手だったという人にオススメです。

打ってみると、飛びます。ロフトよりもかなり飛びます。柔らかい打感です。ボールをつかまえる挙動がちょうど良いです。安心感に包まれて、スイングできます。曲がらないクラブです。

クラブの顔にこだわりがあるゴルファーにオススメします。玄人ゴルファーほど、このクラブの面構えに満足すると思いますし、どんなクラブセッティングにも合いそうなクラブです。売れそうなUTは貴重です。たくさんのゴルファーに打って欲しいです。

コメンテータープロフィール

佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。

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