“プロ、アマ問わず”ではなく“プロ、一般アマ問わず”
初代モデルから愛用し続けている室田淳は、『GLOIRE F2』について、「テストを重ねてきたが、振っても曲がらないことを実感していた。周りの選手が伸び悩む中で、ティーショットのアドバンテージを活かせたのはF2のおかげだと思う」(※「アルファクラブCUPシニアオープン」優勝後のコメント)と絶賛している。現在は、ツアーも佳境ということで、すぐにスイッチする選手は多くないようだが、今後、徐々に『F』から『F2』への移行が進むだろう。
僭越ながら、私もアマチュアゴルファーの代表として、『GLOIRE F2』を試打を行ってみた。評価の高い前作と比べて、明らかなスイートエリアの広さを感じるし、ボールのつかまりも良くなっているようだ。このあたりは、プロに評価の高かったこれまでの『GLOIRE F』の機能に、一般のアマチュアシニア層にも、より扱いやすく仕上がっているところだと思う。
一方、少し機能を一般アマチュアよりに振っただけに、ツアーに投入された週から、プロが多数スイッチした『GLOIRE F』に比べると、『F2』への移行がややゆっくりな側面はあるのかもしれない。おそらく今後、シャフトやヘッドポジションを調整し、自分たちなりに扱いやすい『F2』へと仕上げていくのだろう。
シャフトを選択することで、プロにとっても一般アマにとっても良いドライバーになる『GLOIRE F2』の完成度は素晴らしいと思う。9.5度から11.5度までラインナップされたロフト角の選択を誤らなければ、かなり幅広いゴルファーにマッチするだろう。
