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高評価だった前作から2年…『GLOIRE F2』は“プロ、一般アマ問わず”

text by kazuhiro koyama

配信日時:2016年9月29日 12時30分

“プロ、アマ問わず”ではなく“プロ、一般アマ問わず”

よりやさしさがプラスされた『F2』。プロからアマチュアまでという言葉には、“上手いアマチュア限定”というケースが多々あるが、『F2』はプロから一般アマチュアまで

よりやさしさがプラスされた『F2』。プロからアマチュアまでという言葉には、“上手いアマチュア限定”というケースが多々あるが、『F2』はプロから一般アマチュアまで

 新作の『GLOIRE F2』は、『GLOIRE F』の性能を活かしつつ、よりやさしくなったのが特徴で、スピードポケットが大きくなり、オフセンターヒットに強くなっている。

 初代モデルから愛用し続けている室田淳は、『GLOIRE F2』について、「テストを重ねてきたが、振っても曲がらないことを実感していた。周りの選手が伸び悩む中で、ティーショットのアドバンテージを活かせたのはF2のおかげだと思う」(※「アルファクラブCUPシニアオープン」優勝後のコメント)と絶賛している。現在は、ツアーも佳境ということで、すぐにスイッチする選手は多くないようだが、今後、徐々に『F』から『F2』への移行が進むだろう。

 僭越ながら、私もアマチュアゴルファーの代表として、『GLOIRE F2』を試打を行ってみた。評価の高い前作と比べて、明らかなスイートエリアの広さを感じるし、ボールのつかまりも良くなっているようだ。このあたりは、プロに評価の高かったこれまでの『GLOIRE F』の機能に、一般のアマチュアシニア層にも、より扱いやすく仕上がっているところだと思う。

 一方、少し機能を一般アマチュアよりに振っただけに、ツアーに投入された週から、プロが多数スイッチした『GLOIRE F』に比べると、『F2』への移行がややゆっくりな側面はあるのかもしれない。おそらく今後、シャフトやヘッドポジションを調整し、自分たちなりに扱いやすい『F2』へと仕上げていくのだろう。

 シャフトを選択することで、プロにとっても一般アマにとっても良いドライバーになる『GLOIRE F2』の完成度は素晴らしいと思う。9.5度から11.5度までラインナップされたロフト角の選択を誤らなければ、かなり幅広いゴルファーにマッチするだろう。

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