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PINGの『G710 アイアン』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年5月22日 17時00分

「ズルくはないけど、飛び系である!」 by ヴィクトリアゴルフ新宿店・永井聡

ヴィクトリアゴルフ新宿店・永井です。PING『G710 アイアン』の印象をお伝えします。

『G710 アイアン』は、PINGが2020年3月19日に発売したクラブです。「飛び系なのに、ズルい。」という悩ましいコピーのアイアンです。

構造は中空です。トウ側にタングステンのウェイトを入れて、MOIを過去最大まで上げています。高反発の「マレージングC300フェース」でフタをするような構造です。

疎水性の高い「ハイドロパールステルス仕上げ」のブラックなルックスです。『G710 アイアン』は、このカラーのヘッドしか用意されていません。その部分でも挑発的で、PINGの自信を感じさせます。

7番アイアンのロフトは28度。ロフトの刻みは、8番とは4度、ショートアイアンは5.5度刻みとなります。ぶっ飛び系アイアンというより、少し大人しめの飛び系アイアンだと推測させるスペックです。

新宿店のお客様に『G710 アイアン』は人気があります。購入するお客様も多くいます。一目惚れというケースと、試打して、そのスペックに納得して購入を決めたというケースがあるようです。どちらも『G710 アイアン』を知っている人なら、納得できます。

自分で打ってみました。

『G710 アイアン』は、本当に美しいアイアンです。少しグースがあって、ボールがつかまります。ヘッドがブラックなせいで小さく見えるのも好感触です。第一印象は、カッコイイアイアンだ、です。

ショートアイアンは、本格的なアイアンになっています。長くなると、ユーティリティみたいな感じが強くなるのです。『G710 アイアン』は、スピンは少なめです。

正直に告白すると、ズルいというほどのやさしさは感じませんでした。難しくはないですが、特別にやさしくはないというのが『G710 アイアン』です。パワーがある程度あって、本格的なアイアンを求めているゴルファーにオススメします。

個人的には、先端がしっかりしているシャフトにカスタムした『G710 アイアン』をオススメしたいと思います。

コメンテータープロフィール

永井聡
ヴィクトリアゴルフ新宿店スタッフ。PING公認フィッター、オデッセイパターマスター、宮里流直伝インストラクターの肩書を持つ。

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