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2年連続ドラコン女王、渡邉彩香の使用するギアは?

text by kazuhiro koyama

配信日時:2016年9月19日 12時07分

2年連続ドラコン女王、渡邉彩香の使用するギアは?

女子プロに見る、道具で飛ばすヒント

マンシングウエアレディース ドライビング女王コンテストで2年連続優勝した渡邉彩香

マンシングウエアレディース ドライビング女王コンテストで2年連続優勝した渡邉彩香

ゴルファー共通の夢といえば、何と言っても飛距離だろう。
 飛ばしの魅力は、年齢も力量も関係なく、ゴルファーをとりこにする。上がってナンボとはいうものの、やはり誰だって飛んだほうがいい。

 そこで、ゴルファーはより飛距離の出る道具を追い求めることになる。もちろん、カラダを鍛えたり、スイングを良くしたりすることが大事なのはわかっているけれども、てっとり早く、できれば努力も最小限で飛距離が伸びれば、それに越したことはないわけだ。

 そんな道具選びのヒントになりそうなのが、「マンシングウェアレディース東海クラシック」の大会2日目に行われた、「2016女子プロ ドライビング女王コンテスト」だ。飛距離自慢の女子プロ12名がエントリーし、持ち球2球で飛距離を競い合う、毎年恒例の競技だ。

 プロたちは、いつも試合で使っている道具を使っている場合もあるが、少なくない選手が、ドラコン用に、より飛距離の期待できるギアを選んでいる。つまり、そのギアの違いを見れば、道具でより飛距離を出すにはどうしたらよいのかのヒントになるのではないだろうか。

 わかりやすい例が、昨年の覇者で、今回も優勝候補筆頭の渡邉彩香だ。渡邉の場合、クラブは試合で使っているものと同じ。しかし、ボールはいつも使っているブリヂストン『TOUR B330X』ではなく、『ジョーカー』を選択した。

 アマチュアが多く使う、いわゆるディスタンス系ボールの多くは、外側のカバーは硬く、中のコア部分は軟らかい。コアがインパクトで潰れるとスピン量が減り、反発も大きくなるしくみだ。これは低ヘッドスピードのゴルファーには効果が高いが、渡邉のように男子プロに迫るほどヘッドスピードの速い選手は、コアが潰れすぎてエネルギーをロスしてしまう。

 『ジョーカー』は、ヘッドスピードの速いゴルファーが強い反発を得られるように、硬めのコアを採用している。その結果、同社の他のボールに比べて、ボール初速を速くなるのが特徴だ。アプローチでのスピン性能などは、プロユースの『TOUR B330X』に劣るが、ドラコン競技にはもってこいと言えそうだ。渡邉は、昨年の大会でもこの『ジョーカー』を使用し優勝している。

ドラコン大会時に使用したドライバー(J015)とボール(ジョーカー)

ドラコン大会時に使用したドライバー(J015)とボール(ジョーカー)

【渡邉彩香 使用ギア】※ドラコン大会時

・ドライバー
ブリヂストンゴルフ『J015 オレンジカラー』
ロフト:9.5度
シャフト:Tour AD PT-6
フレックス:X
長さ:44.75

・ボール
ブリヂストンゴルフ『ジョーカー』

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