「調整次第で大化けする!」 by ヴィクトリアゴルフ新宿店・永井聡
『SIM MAX ドライバー』は、テーラーメイドが『M』ブランドを廃止して、新しく作った『SIM』ブランドの一般向けのよりやさしいという位置付けのドライバーで、2020年2月7日に発売されました。
『SIM』は「Shape in Motion」の略です。超低重心と飛距離を生むテクノロジー満載のフェースに加えて、空力効率をアップして、ヘッドスピードが上がるという売り文句です。
『SIM MAX ドライバー』は、二種類出るドライバーのやさしいほうということになります。『M6』の資産を受け継いでいることは、一目瞭然です。カーボンクラウン。ソールも大部分がカーボン。アドレスビューも、『M』シリーズとほぼ同じです。
「ツイストフェース」は、捻れたフェースでミスヒットをナイスショットに変えます。『M』シリーズで優秀さは証明済みです。
「スピードインジェクション」は、フェースの反発性能をルール上最大限にチューニングするテクノロジーで初速をアップさせて、ミスヒット時にも初速が著しく落ちることを防ぎます。
「イナーシャジェネレーター」は新しいテクノロジーで、ダウンスイングのスピードアップを可能にする空力効率向上と高慣性モーメントを両立しています。
新宿店では、『SIM ドライバー』より『SIM MAX ドライバー』のほうが、明らかに人気があります。その最大の理由は、ボールが右に行きづらいからです。やはり、プッシュアウトやスライスに悩んでいるゴルファーが多いのだと思われます。『SIM MAX ドライバー』は、ボールをとらえにいく動きをするドライバーが好きなゴルファーにオススメです。
実際に自分で打って、最初に驚いたのが、超高弾道なことです。『SIM MAX ドライバー』の購入をする際に、まず注意するのはロフトです。高弾道で飛ばせる人は、その特性を活かせば良いですが、高弾道が飛距離のロスになってしまう人は、ロフトが立った物をチョイスするようにしましょう。
飛距離性能は、試打ブースの計測値のデータを見ると、間違いなくアップしています。キャリーが伸びます。『SIM MAX ドライバー』を使いこなすミソは、ここになると思うのですが、ランも出るように調整できるか、がポイントになります。個人的には、シャフトが勝負になると考えています。
『SIM MAX ドライバー』は、チューニングして自分だけの最高の1本をつくりたいゴルファーにオススメです。ぶっ飛びドライバーの一つであることは間違いないので、チューニング次第という意味で面白いドライバーなのです。