悪いライも不思議と打てる、驚きのやさしさ
ミスショットを覚悟して、試みにディボット跡から『UFO』を振り下ろしてみたところ、なんと高い弾道でナイスショットとなった。さすがにマグレかと思い、何度もディボット跡からショットしてみたが、その度にボールは前に向かって、高弾道で飛んでいった。これはさすがに驚きだ。
『UFO』のフェースは、キャスコ独自の素材「鍛造スーパーハイテン」だ。逆L型のカップフェースを採用し、フェースのたわみ範囲を拡大して反発を高めた上、オフセンターヒット時も飛距離ロスが少ないという。硬度の強い素材でありながら、ボールがフェースにくっつく時間が感じられる球持ちの良さも持ち合わせている。『UFO』は、見た目の安心感と打感、打音の良さがあり、機能追求のためにフィーリングを犠牲にしていない。このあたりは、10代20年にわたって続いてきたブランドならではの強みではないだろうか。
『UFO』は、初中級者はもちろん、ベテランゴルファーからプロまで、幅広いゴルファーにマッチするクラブに仕上がっている快作だ。打ってみれば、この“UFO”を彷彿する形状に魅力を感じることだろう。
※撮影協力 千葉カントリークラブ川間コース