後半のテストは『RS RED』。スペックを見ると少し軽めのようだが…
今度は『RS RED』シリーズ。「こっちの方がデザインが若者向けですね…」と筒
筆者 「後半ハーフはドライバーを『RS RED』に持ち替えて回りましょう。こちらのヘッドもWクラウン構造でギリギリの上に、鍛造カップフェース構造になっていて、ミスへの強さに関しても『RS E』に引けを取っていないっぽいですよ。だって、見てください、このヘッドデータ…
これを要約すれば、プロギア史上でも最強クラスにつかまってカンタンな『RS E』と同等クラスにつかまって上がるヘッドってことでしょ？ しかも、重量差は30gもありますし！ そして、0.5インチ長いので、普通に振ればヘッドスピードが上がることは間違いなさそうですよね」
P編 「そうだね。いま素振りしたけど、軽いね、コレ…（私向きのクラブじゃないよ、ここまで軽いと…）でも、これがアベレージゴルファーの振れる重量だったりするんだよね」
P編 「そうだね。いま素振りしたけど、軽いね、コレ…（私向きのクラブじゃないよ、ここまで軽いと…）でも、これがアベレージゴルファーの振れる重量だったりするんだよね」
とにかくシャフトが“鬼走り”。猛烈な加速感！
こちらも物凄い深重心。ちょっとヘッドが『RS E』より後ろに長く見えます
筆者 「試打ドライバーは10.5°、純正RS RED専用スピーダーエボリューションforプロギアのSR（M40）ですが、まず、アドレスした感じはシャロー形状でいかにも球が上がりそう。ワッグルするとこちらもシャフトの手元側がしっかりめですね。
素振りするとヘッドスピードが体感で最低でも2m/s以上は上がりそうです。じゃあ、『RS E』との違いを確かめるため、シャフトに合わせることなく、前半の『RS E』と同じパワーで振ってみますね」
――パシーン！――（『RS E』より柔らか目の打球音と打感から、猛烈な勢いのフックが左の林200ヤード地点に突き刺さっていった。一同、唖然）
筆者 「これ、【シャフトが速い】【加速感がヤバイ】【高速で振り抜ける】と表現する他ないんですけど……。一度スイングを始めると猛烈な勢いでシャフトとヘッドが高速で走り去っていきます。インパクトで【合わせる細工は不可能】だと感じるくらいのオートマチック度に感じますね」
筒 「つかまり過ぎたからって、言い訳が長いですね、長岡さん…」
P編 「……。（左の林に打ち込んだくせに、能書きを語るんじゃない！）」
素振りするとヘッドスピードが体感で最低でも2m/s以上は上がりそうです。じゃあ、『RS E』との違いを確かめるため、シャフトに合わせることなく、前半の『RS E』と同じパワーで振ってみますね」
――パシーン！――（『RS E』より柔らか目の打球音と打感から、猛烈な勢いのフックが左の林200ヤード地点に突き刺さっていった。一同、唖然）
筆者 「これ、【シャフトが速い】【加速感がヤバイ】【高速で振り抜ける】と表現する他ないんですけど……。一度スイングを始めると猛烈な勢いでシャフトとヘッドが高速で走り去っていきます。インパクトで【合わせる細工は不可能】だと感じるくらいのオートマチック度に感じますね」
筒 「つかまり過ぎたからって、言い訳が長いですね、長岡さん…」
P編 「……。（左の林に打ち込んだくせに、能書きを語るんじゃない！）」
―P編が打つと、猛スピードのフックが左の林へ突き刺さる。それを見届けた筒は、コースをセパレートする右の林を向いて一閃。2人のようにパワー任せではなくスイング重視で打つと強めの中・高弾道ドローはフェアウェイど真ん中を捉え、280ヤードを越えた―
筆者 「村田さん、またもやボクと全く同じ球じゃないですか！」
P編 「うるさい！」
筒 「いやぁ〜『RS E』もすごく加速感があるシャフトでしたが、軽量の『RE RED』専用のスピーダーエボリューションは、比較にならないほど走りますね！！！ 音速というか、鬼走りです。こういった軽量で走るタイプのドライバーは一般にスピンが入りやすく、吹き上がりがちですが、それも一切ない。加速感をすべてボールスピードに転換してくれる感じ。2人のようにパワーで打つゴルファーよりも加齢でトップが小さくなった方、スイングが小さくなって飛ばなくなった人、つかまりが悪い人は絶対に距離を伸ばせると思います」
P編 「分かるけど、私や長岡には先が走り過ぎてつかまっちゃうね…」
筒 「はい。自分でつかまえられる人や、インパクトで叩きたい飛ばし屋には不向きですね。でも、反対に多くのヘッドを加速させるのが苦手なゴルファーには、最高です。HS40m/s以下の人で、振れない、飛ばない状況に追い込まれてきた人が、逆転ホームランを狙える、打てるドライバーでしょうね」
筆者 「村田さん、またもやボクと全く同じ球じゃないですか！」
P編 「うるさい！」
筒 「いやぁ〜『RS E』もすごく加速感があるシャフトでしたが、軽量の『RE RED』専用のスピーダーエボリューションは、比較にならないほど走りますね！！！ 音速というか、鬼走りです。こういった軽量で走るタイプのドライバーは一般にスピンが入りやすく、吹き上がりがちですが、それも一切ない。加速感をすべてボールスピードに転換してくれる感じ。2人のようにパワーで打つゴルファーよりも加齢でトップが小さくなった方、スイングが小さくなって飛ばなくなった人、つかまりが悪い人は絶対に距離を伸ばせると思います」
P編 「分かるけど、私や長岡には先が走り過ぎてつかまっちゃうね…」
筒 「はい。自分でつかまえられる人や、インパクトで叩きたい飛ばし屋には不向きですね。でも、反対に多くのヘッドを加速させるのが苦手なゴルファーには、最高です。HS40m/s以下の人で、振れない、飛ばない状況に追い込まれてきた人が、逆転ホームランを狙える、打てるドライバーでしょうね」
イチローの引退にP編は感傷的に…（GettyImages）
P編 「逆転ホームランか……、なるほど。ヒット狙いのイチロー選手が、ホームランバッターに生まれ変わるイメージか…。そりゃ、引退時期が後ろにズレるよなぁ〜〜。なんか、世の中不公平だよね。プロ野球じゃ、こうはいかないもん。その点、ゴルフは本当に恵まれてるよ…、フライボール革命を自動的に起こせるクラブが誰にでも使えるんだから……」
筒＆筆者 「………。（ああ、村田さん、イチロー選手の引退に重ね合わせて感傷的になってるのか…）」
筒＆筆者 「………。（ああ、村田さん、イチロー選手の引退に重ね合わせて感傷的になってるのか…）」
『RS RED』はFW・UT・アイアンも軽くて飛ぶ！
『RS RED』UT（左）、FW（右）
筆者 「村田さん、フライボール革命といえば『RS RED』はFW、UT、アイアンもドライバーと同じく軽量で、そういう側面はありますよね。今日は3W、5U、7Iだけの試打でしたけど、軽量でヘッドスピードが上がり、一気に振り切れる仕様は統一されてましたよね？」
P編＆筒 「そうだね。フライボール革命だ！」
P編＆筒 「そうだね。フライボール革命だ！」
ぶっ飛び系には見えない、いい顔！
筆者 「中でも個人的に特筆モノはアイアンです。7Iのロフトが27°のぶっ飛び系なのに、構えてみると非常にすっきりしつつも、丸みを帯びていて普通のアイアンに見えます。でも打つとやっぱりぶっ飛び系で、7Iで190ヤード先のグリーンをキャッチできましたから。軽いから暴れると思いきや、方向性も良いし…」
P編 「そうだね。私も残り180ヤードから打ったら、グリーンをキャリーオーバーしたよ。奥はOBで、まさかの場外ホームランを打ってしまった…（泣）」
P編 「そうだね。私も残り180ヤードから打ったら、グリーンをキャリーオーバーしたよ。奥はOBで、まさかの場外ホームランを打ってしまった…（泣）」
P編、７Iで200yキャリーと、まさかの場外ホームラン！！！
筆者 「………。（アイアンで場外ホームランは困る…）でも、このクラブは飛ぶと分かっているからか、強振する必要がないし、力みのミスが減りますよね。それでいて、軽量でヘッドが走ってくれるからインテンショナルショットは打ちづらいけど、一つのスイングで再現性よくゴルフをスケールUPできますよね〜」
筒 「長岡さん、このクラブ、本当に惜しいんですよ。個人的に本当は『RS E』とデザインを逆にして欲しかったというか…。だって、ソールのデザインが若者向けのスタイリッシュな印象なのに、実はこのクラブ、軽くてお助け要素が満点でしょう？「羊の皮をかぶった狼」の真逆で、「狼の皮をかぶった羊」ですから。老婆心ながら、若者がデザインに惹かれて間違って買ってしまったら危険というか…。場外ホームランの嵐になってしまいます」
P編＆筆者 「………。（いや、これを読めば間違って買う人なんていないから大丈夫だって！）」
Text/Mikiro Nagaoka
筒 「長岡さん、このクラブ、本当に惜しいんですよ。個人的に本当は『RS E』とデザインを逆にして欲しかったというか…。だって、ソールのデザインが若者向けのスタイリッシュな印象なのに、実はこのクラブ、軽くてお助け要素が満点でしょう？「羊の皮をかぶった狼」の真逆で、「狼の皮をかぶった羊」ですから。老婆心ながら、若者がデザインに惹かれて間違って買ってしまったら危険というか…。場外ホームランの嵐になってしまいます」
P編＆筆者 「………。（いや、これを読めば間違って買う人なんていないから大丈夫だって！）」
Text/Mikiro Nagaoka
