アイデア系ボールが次々と登場
『E・R・C SOFT』は、同社ですでに採用されているナノテク素材「グラフェン」を配合しているほか、「トリプル・トラック・テクノロジー」という赤と青の3本ラインを入れ、色のコントラストによって、アライメントを取りやすくしたというものだ。すでにこのアライメントの入ったボールをフィル・ミケルソンが試合で使用している。
『スーパーソフトMAGNA』はスタンダードのボールよりも約3%大きくなったボール。ボールの重心位置が高くなるため、よりクラブの芯で捉えやすくなるという。なによりも初中級者には大きいことで安心感が得られる点がメリットだ。
曲がりを抑えるのにとどまらず、ボールがよりつかまってスライスしにくくなるというボールも存在する。運動科学研究所というメーカーの『HFP β411』だ。電磁波を物体にあて、分子レベルで物体の固有振動を変化させるというHFP( 圧高周波)加工なる技術を用いて、右回転がかかるのを減少するという。左打ちの人が打つと、スライスが強くなるというからなかなか面白い。電磁波による加工、その効果を信じる信じないは、使う人次第だ。
クラブ以上に進化しているとも言われるゴルフボール。特徴のある機能を持ったボールを試すことで、いつもとは違ったゴルフの楽しみ方が生まれるだろう。