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新色、格安、曲がらない!個性が際だつ最新ゴルフボール事情

text by Kazuhiro Koyama

配信日時:2019年2月22日 17時00分

アイデア系ボールが次々と登場

赤青の3本ラインが入った『E・R・C SOFT』

赤青の3本ラインが入った『E・R・C SOFT』

さらに、はっきりとわかりやすい特徴をもったボールも登場している。3月に発売となるキャロウェイの『E・R・C SOFT』と『スーパーソフトMAGNA』だ。

『E・R・C SOFT』は、同社ですでに採用されているナノテク素材「グラフェン」を配合しているほか、「トリプル・トラック・テクノロジー」という赤と青の3本ラインを入れ、色のコントラストによって、アライメントを取りやすくしたというものだ。すでにこのアライメントの入ったボールをフィル・ミケルソンが試合で使用している。

『スーパーソフトMAGNA』はスタンダードのボールよりも約3%大きくなったボール。ボールの重心位置が高くなるため、よりクラブの芯で捉えやすくなるという。なによりも初中級者には大きいことで安心感が得られる点がメリットだ。
39gという軽さでヒット作となった『コルテオ39』

39gという軽さでヒット作となった『コルテオ39』

すでに大ヒットしているのが、ムジークの『コルテオ ライト39』だ。ボールの重量は45.93g以下というルールの規定があるが、それを逆手に取るように39gという超軽量に設定した。ボールは軽くすると飛ばないのが常識だが、ことヘッドスピードが遅い37m/s以下の領域においては、それが当てはまらない。ヘッドスピードが速くないシニアや女性ゴルファーの条件に最適化したことで、飛距離に悩むゴルファーから強い支持を受けている。

曲がりを抑えるのにとどまらず、ボールがよりつかまってスライスしにくくなるというボールも存在する。運動科学研究所というメーカーの『HFP β411』だ。電磁波を物体にあて、分子レベルで物体の固有振動を変化させるというHFP( 圧高周波)加工なる技術を用いて、右回転がかかるのを減少するという。左打ちの人が打つと、スライスが強くなるというからなかなか面白い。電磁波による加工、その効果を信じる信じないは、使う人次第だ。

クラブ以上に進化しているとも言われるゴルフボール。特徴のある機能を持ったボールを試すことで、いつもとは違ったゴルフの楽しみ方が生まれるだろう。

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