ボール選びに最もこだわる点がタイガーそっくり
そう語るとおり、サンドセーブ率は現在2位で、アイアン巧者なだけではなくショートゲームも年々強化するなど、ますます死角のないプレーヤーになっている。そして、その部分で非常に影響大なのが、タイガーとの最大の共通点と呼べるボール選びである。
クラブこそ、タイガーはテーラーメイド、レクシーはコブラとメーカーに違いはあるが、2人ともボールはブリヂストン『TOUR B330S』を使用しているのだ。
しかも、それを使用するに至る経緯までそっくり。タイガーは元々、ナイキ時代から『RZN』と呼ばれるプレスチック系のハードな打感のものは、新商品が出ても頑として使わず、ソフトフィーリングのプロトタイプばかりを慎重に使い続けてきた。
また、昨季の8月にナイキのゴルフクラブ・ボール撤退を機に、すべてのメーカーの数多の商品を集めてテストを繰り返し、自分が納得いくまで吟味して『TOUR B330S』を選び抜いている。今年1月の契約時にはこう語っていた。
「私にとって最も重要なギアはボールだ。ツアーに参戦するにあたり、各社のツアーボールを徹底的にテストした結果、ベストなボールが『TOUR B330S』だった。こんなにスピンが効くのに、風に強くまっすぐ飛ぶ性能に本当に驚いた。ウェッジではボールがフェースに長く食いつくので、アグレッシブに攻められる。正確なショットを打つのに最もコントロールしやすいボールなんだ」(タイガー)
以上のように、ドライバーの飛び、止まるアイアンショット、アグレッシブなアプローチ、フィーリング重視のショートゲーム、ボールへのこだわりなど、さまざまな共通点のある2人。ジュニア時代から神童として知られ、成長して新旧アメリカの男女スター選手に上り詰めた点でもタイガーとレクシーは共通だ。
ゴルフファンはどうしてもそのプレースタイルにもギアにも共通点を見出そうとしてしまう。なぜなら、2人にプロゴルファーとして観るものを惹き付ける圧倒的な“華”があるからだ。韓国人プレーヤーが世界のツアーで台頭する中、ゴルフファンが本当に求めているのはこの部分なのかもしれない。