⇒やっぱり出てきた『SRIXON-X-』。もう高反発ボールが要らなくなる!?
編集部が注目したのは、9月9日発売予定のクリーブランドの新パター『TFi 2135 SATINパター』シリーズだ。このパター、2つの大きな特徴を持っている。
まず、1つめは、深く彫り込まれたフェースミーリング。フェースミーリングの目的とは、主にステンレスフェースの接地面を減らすことで、ソフトフィーリングが得られる点だが、同社はさらにその上を目指している。
「このパターのフェースミーリングは、モデル別ミーリングパターンを採用しており、形状によって最適にミーリングパターンを変えております。裏側にTPUインサートも入っておりますので、ソフトな打感はもちろん、形状別ミーリングで距離感の部分にも大いに役立ちます。芯を外してもボールスピードが落ちないミーリングパターンなのです」(同社商品企画・鎌田将太氏)
また、2つめは独特なアライメント効果を持つこと。単純に線が引かれただけのサイトラインではなく、構造物として盛り上がる形で立体的なサイトラインを付けている。この目的は何なのだろうか。
「モデル名の由来でもあるのですが、ボールサイズの半径である【21.35mm】に合わせ、盛り上がる形でアライメントラインを付けています。理由は、一般的なパターのサイトラインだと、ヘッドを真上から見ないと正確なアライメント機能を発揮しないからです。『TFi2135シリーズ』のアライメントなら、真上以外の角度から見た場合でもフェースをボールセンターに合わせ、正確なアドレスを可能にします」(同・鎌田氏)
試しに一般的なパターでアドレスをしてみたところ、自分の見た目でセンターにかまえているつもりでも、ややヒールよりにズレる結果になった。そして『TFi2135シリーズ』のアライメントラインを見て構えると、確かにボール位置が真ん中にくる。
「多くのアマチュアゴルファーの方が、フェースの真ん中に構えたつもりでも、ヒール寄りやトゥ寄りにボール位置がズレがちです。特にヒール側で構える人が多いですね」(同・鎌田氏)
アライメントでボールをきちんとセンターに構えられ、ミーリングの効果で芯を外しても距離感を失わない。これならロングパットもショートパットもブレを減らせるのは間違いない。3パット撲滅と1パット増加でスコアマイナス5打も大いに有り得る。価格も1本16,000円+税とお手頃だし、パター下手にはもってこいでは?