⇒試打動画はダンロップのFBで公開されている
同じ7番アイアンで、シャフトも同じ『N.S.PRO 980GH DST』のスチールシャフトで、長さも同じ。違うのはロフトだけなのだが、『Z565』が31度、『Z765』は32度と1度のロフト差しかない。ところが、試打動画ではその飛距離にものすごい差が!
ドライバーのヘッドスピードが45m/sの長島邦夫さん(57歳)は、『Z765』でキャリー161ヤード⇒173ヤードにアップ。ボール初速は4m/sもアップしていたし、バックスピン量も『Z565』の方が多かった。
また、ヘッドスピード44m/sの森東洋さん(32歳)はキャリー154ヤード⇒167ヤードにアップ。こちらもボール初速が3m/sアップしており、バックスピン量は『Z565』の方が減っている。
たったロフト1度の差でここまでの差が生まれるとは驚きで、『Z565』のポケキャビ構造とフェースのクロムバナジウム鋼の弾きの良さがここまでの差を生むのだろうか。しかも、両者のデータは驚くことに、レンジボールで生み出されているという。これが、本球を使ったらどうなってしまうのか。
ただし、いずれも1球のみのデータで、一番いいデータを採用したものとは思われるが、ゴルフ業界きっての真面目な社風の同社のこと、下手な仕込みとは思えない。はたしてこの性能が皆に体感できるものなのかどうか。
いずれにせよ、ヘッドスピードが同じくらいの人が、アスリート向けアイアンにもかかわらず、7Iで男子プロのような170ヤードを狙えるとなると、俄然興味が湧くものである。この週末にゴルフショップに行ける人は、ぜひ真偽の程を確かめてほしい。