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マスターズで優勝争いを繰り広げる名手たちの注目ギアをチェック

マスターズで優勝争いを繰り広げる名手たちの注目ギアをチェック

配信日時:2017年4月9日 18時09分

存在感抜群の赤パターを使用するセルヒオ・ガルシア
存在感抜群の赤パターを使用するセルヒオ・ガルシア (撮影:GettyImages)
 誰が優勝を手にするのかに注目が集まるマスターズだが、優勝争いを繰り広げる名手たちのギアに注目してみると、テレビ画面を通して気になるギアをいくつか発見。それぞれのプレーヤーたちの頼れる武器となる使用ギアについて調べてみた。

 まずは初のメジャー制覇に期待がかかる現在1位に位置するセルヒオ・ガルシア。彼が使用するド派手な真っ赤なパターは高速グリーンでも十分な威力を発揮する。このモデルはテーラーメイドゴルフの「スパイダー ツアー」という新モデル。高い慣性モーメントを誇り、フェース面の45度の溝が球のコロがりを可能にする上、大型ヘッドでもソフトな打感を生み出してくれる。レッドカラーモデルは静かな打音が特徴で、ジェイソン・デイのために開発されたモデルといわれている。

⇒ 「スパイダーレッド」パターをチェック

 一方、圧倒的なパット技術で現在4位タイに並んでいるジョーダン・スピース。彼が長年愛用しているパターは、「スコッティキャメロン009プロト」モデルだ。15歳の時から愛用するクラシックなブレード型パターで、軟鉄素材が生み出す非常にソフトな打感にほれ込んでいる模様。パットでは「ラインよりもボールのコロがるスピードをまずはイメージする」というスピースの絶妙なタッチを作り出す大きな要因となっていることは間違いないだろう。ちなみに「009」とはキャメロン氏の自宅の郵便番号下3ケタから名づけられたという。

⇒ ジョーダン・スピースが話すパットのコツをチェック


 また、いぶし銀のゴルフで現在スピース同様に4位タイに位置するライアン・ムーアが使用するアイアンは、ヘッドに穴がいくつも空いている個性派ヘッド。その正体は、新興メーカーPXGゴルフの「0311T」アイアンである。キャビティ内部はコンピューター制御で NC 加工して、極薄マレージングフェースを溶接することで、やさしい中空構造を作り出している。いくつもの穴にウェイトを埋め込む重量可変システムを採用。ハーフキャビティモデルでも”テキサス州”以上の芯の広さを持つと言われるやさしさが彼のショットを支えている。

⇒ PXGのアイアンをチェック

 最後に精度の高いアイアンショットを武器に一気に1位に並んだジャスティン・ローズが使用するアイアンを紹介したい。テーラーメイドから今春新たに発売された「P750 ツアープロト」モデルだ。通常の3倍もの圧力をかける製造工程で、ホーゼルやフェースやボディを一体成形して打感・打音にこだわった軟鉄鍛造アイアン。小型ヘッドでも3〜7番に5gのウェイトを埋め込み球の上がりやすさを確保したという。テーラーメイドといえば、ミスヒットに強くなるアイアンヘッドに施した溝をイメージするが、ツアープロ仕様モデルは、打点のブレによる操作性を大切にするため溝は採用されていない点も見逃せない。

⇒ 「P750ツアー」アイアンをチェック


 佳境を迎えるマスターズでは、名手たちのこだわったギアに注目してみるのもテレビ観戦の面白みと言えるかもしれない。

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