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チョイ悪風だった、マスターズのトップを走る男がメチャ硬シャフトを使用する理由とは?

チョイ悪風だった、マスターズのトップを走る男がメチャ硬シャフトを使用する理由とは?

配信日時:2017年4月7日 20時02分

メチャ硬シャフトで安定したショットを武器にスコアメイクするホフマン
メチャ硬シャフトで安定したショットを武器にスコアメイクするホフマン (撮影:GettyImages)
 風が吹き荒れるオーガスタナショナルGCで、初日から2位に4打差をつけて単独トップに立ったのはチャーリー・ホフマンだった。彼の風貌を見ておやっと思った人もいるだろう。答えはその髪型。実は昔はサーファーのような長髪スタイルでプレーしており、日本で言えば、チョイ悪風な髪型で存在感を放っていた。ただ、今回改めて注目するとなんともすっきりした髪型に変貌。昔は単純に目立ちたかったから長髪にしていたというが、夏は暑くて手入れも面倒ということで最近は現在の髪型に変わったようだ。

 そんなこだわりを持った男の使用ギアに注目してみると、ウッドシャフトに日本では見られないモデルを発見。1Wは「タイトリスト917D2」ヘッドを、3Wは「タイトリスト915F」ヘッドを使用しているが、1W&3WシャフトにはUSTマミヤの「エレメンツ プラチナム」というシャフトが採用されていた。

 このシャフトについてUSTマミヤに聞くと、「弊社のUSモデルとなります。光沢があるシルバーデザインで、90tの超高弾性カーボンをフルレングスで使用しているので、硬いですが非常にしなり戻りが強いシャフトです。おそらく低スピン・中弾道を目指したいために使用していると思われます」とコメント。ドライバーは8.5度とロフトを少なくしたうえに、全体は硬いがしなり戻りが速いシャフトを使って、吹け上がりを抑えて、左に球を行かせたくない意図があるという。

 USツアーでのスタッツを見ると、平均飛距離は293.5ヤード(73位)、フェアウェイキープ率は59.85%(121位)と突出した数字はないが、力みのないシンプルなスイングを支える武器になっているのは確かなようだ。1Wも3Wもどちらもシャフト同様吹け上がりを防ぐ強弾道ヘッドを採用。シャフトとの相乗効果で、スピン量を抑えた風にも流れされにくいショットを打てるようにもなるだろう。チョイ悪風から変貌した男のティショットに、今夜注目してみるのもマスターズを楽しむ要素となるだろう。

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