『スピーダー NX』の概要はこちら!
『スピーダー NX』(※以下、NX)の50Sを自分のドライバーに挿して、ラウンドしました。『スピーダー』と名前についていますが、今までのような走り感はなく、しなやかなシャフトに仕上がっているので、なんでスピーダー? というのが正直な感想です。永峰プロらも話していたそうですが、「やさしいベンタス」というのが言い得て妙だと思います。
永峰咲希の第一印象は【やさしいベンタス】
『ベンタス』では全体的にトルクが締められていますが、この『NX』は先端と手元側が締められていて、万人が打ちやすい中調子。米国で開発された『ベンタス』の日本版として間口が広げられ、ヘッドスピードが低いゴルファーでも使えるようなモデルになったと感じました。以前のスピーダーでは奇数作が走り系、偶数系が粘り系でした。この『NX』はどちらを使用していたプロも使用しています。ベンタスの使用者も『NX』に変えている人が多く間口の広さがすごいです。これだけでも合う人が多い、というのが分かっていただけると思います。
私が打った感想は、右にいかないけどつかまりすぎない、です。バランスのいいシャフトですね。右にいかないですが、けっしてつかまるシャフトというわけではありません。私が打つとハイドロ―の球筋で安定したボールが出ました。1ラウンド14回の使用で、フェアウェイを外したのは2回だけ。真っすぐ飛ぶ、というよりは球筋が安定し、ミスになりにくい印象です。人によってミスの幅は異なるとは思いますが、特にアベレージの方では曲がりが少なくなって、球が安定したと感じやすいと思います。重心距離の長いドライバーを使っている方、球が右に出やすい方や、もう少し曲がり幅を抑えたいという方はこのシャフトを使ってみて欲しいですね。