好天の午後スタート、ブライソン・デシャンボーが9バーディ、3ボギーの「66」をマーク。スーパーショットを連発する神がかりなプレーで、ブルックス・ケプカと並んで首位タイ発進を決めた。
この日のデシャンボーのボールは面白いようにピンとカップに向かっていった。8番ロングの3打目では、最初にピン直撃でのバーディとし、後半はさらに加速する。12番でもベタピンの1mに付け、アーメンコーナーで2つのバーディを奪取。14番をボギーとしたものの、15番から圧巻の4連続バーディ締めだ。
16番ショートでは、カップを舐めてあわやホールインワンの5センチにつける。続く17番ではセカンドでグリーンを外すものの、奥からのアプローチでカップ中央からチップインバーディ。そして、最終18番のセカンドはピンまっしぐら。勢いよくピンに向かうボールは芯を喰ってカップ10センチで静止した。実に本日3度めのピン直撃ショットだった。
デシャンボーが使用するアイアンはコブラ『King One Length』、ウェッジは『King V Grind』(50度、『King WideLow Grind 』(55, 60度)で、いずれも37.5インチに統一。ボールはブリヂストン『Tour B XS』。今大会、コブラがマスターズエディションとして特別に用意したキャディバッグやドライバーは迷彩柄。使い慣れたギアがいよいよハマり、迷彩柄のバッグよろしく、スナイパーのような正確性を発揮した。
既に米国5勝、欧州1勝と自身の“研究結果”を証明しているゴルフの科学者だが、メジャーの大舞台でも自身の正しさを証明する。