ゴルフパートナーでは21年10月から“買取マイスター”と呼ばれる社内認定資格制度が始まった。厳しい筆記試験と接客試験を通り抜けた『買取のスペシャリスト』がクラブの査定だけでなく、我々一般ゴルファーのゴルフライフに寄り添い、本気でスコアアップをサポートしてくれる。
買取マイスターとは?
その呼び名の通り、“買取マイスター”とは付加価値の高い買取が提供できるスタッフのこと。豊富な商品知識だけでなく、接客応対も高いレベルで兼ね備える。22年7月末時点で、厳しい筆記と実技の試験をクリアした“買取マイスタースペシャリスト”は全国にたった103人しかいない。現行モデルはもちろん、30年前のクラブの知識もインプットされているので、安心してクラブの買取や、予算に応じたスコアアップの相談をすることができる。
買取マイスターの認定証には<お客様との5つのお約束>という項目がある。
・お客様の大切なクラブを、丁寧に査定いたします。
・お客様との信頼を第一に、相場に準じた適正価格で買取致します。
・お客様にご納得頂けるよう、買取価格を分かり易く説明致します。
・買取サービスを通じて、お客様のゴルフライフをお手伝い致します。
・現状に甘んじることなく、買取サービス向上のため、日々精進致します。
他店では「このクラブの買取額は1万円です」とただ伝えるだけのところを、“買取マイスター”たちはなぜ1万円なのかという理由まで細かく説明。きちんと納得して気持ち良くクラブを売りたいなら、“買取マイスター”のいる
ゴルフパートナーに行くのがいいだろう。その手放したクラブも彼らが本当に必要なゴルファーを探し出してくれる。そんな嫁に出す思いの愛着のあるクラブを、本当に必要とされるゴルファーの元に導くのもまた彼らなのだ。
“買取マイスター”のいる
ゴルフパートナーは
こちらから検索今回も可変機能付きドライバーの調整法を紹介
前回に引き続き、村松輝貴店長が人気クラブの調整法を紹介
前回に引き続き、人気クラブの調整法を今回教えてくれる“買取マイスター”は、ゴルフパートナー八王子めじろ台店の村松輝貴店長。今回はピン『G425 MAX』とキャロウェイ『ローグST MAX』の可変機能を活かした調整法を教えてくれる。
G425 MAXに多い悩みは「左につかまる」
20年9月に発売されたピン『G425 MAX』はロングセラーを続けている
『G425 MAX』を売りに来るお客さんで多いのは、「球が左につかまって、上がらないし飛ばない」という人。もともとスライスで悩んでいる人が、「ピンはすごく直進性が高いから」という理由で買われることが多い。スライサーはもともと左に向いて構えていたりするので、いざ『G425 MAX』買ってみたら、つかまりすぎてそのまま左に突き抜けていっちゃうわけです。
【G425 MAX編】ウェートを『フェード』に動かす
まずヘッド後方にあるタングステンウェートを『フェード』に動かす
左につかまりすぎるときの調整方法は2つあります。1つ目はヘッドの後ろに付いているウェートを調整すること。重心深度が深いヘッドなので、基本性能として球は上がりやすい。左につかまり過ぎてしまう人は、このタングステンのウェートを『FADE』(フェード)に動かします。僕自身もひどいフッカーですが、2、3割の人はこれで直ります。
【G425 MAX編】シャフトを真裏の『フラット』まで回す
シャフトをニュートラルから真裏に回転させて、ライ角を『フラット』にする
もしウェートを動かしただけではダメで、まだフックしますというときは、シャフトを回してつかまりを抑えるフラットなライ角にします。ウェートをフェードに動かしてフラットにすると、スライス×スライスでボールがつかまらなくなってしまうので、ウェートは真ん中に戻してください。
ちなみに、ピンは〇印のところがニュートラルなので、シャフトを真裏まで180度回してあげると、ライ角をフラットにすることができます。テーラーメイドやキャロウェイは、ニュートラルからアップライトに調整することが可能ですが、ピンは逆。ニュートラルがつかまりやすいアップライトなポジションにしてあって、つかまりを抑えるフラットなポジションがある。元からアップライトなメーカーなので、それを他のメーカーの標準値に戻すという考え方です。
ウェートを『フェード』に動かすか、ライ角を『フラット』にするかのどちらかで、6、7割の人のつかまりすぎは直る。それでもダメなら両方やってみるのもいいと思います。
ローグST MAXの調整は難しい!?
テーラーメイド『ステルス』と2強をなすキャロウェイ『ローグST MAX』
『ローグST MAX』の調整が一番難しい。というのは、もともと球が上がるので欠点が少ないんです。万人受けするので、僕もお客さんに『ローグ』をオススメすることが多い。この店舗でも買取が海外ブランドの超珍しいモデル1本だけなので、手放す人も少ないですね。
発売してからだいぶ期間は経っているんですけど、強いて言うなら、『G425 MAX』と同じで球がつかまりすぎる人はいます。
【ローグST MAX編】左に行くならロフトを−1度するだけ
球がつかまり過ぎる場合の調整法は簡単で、ロフトを−1度するだけ。非常に優秀なクラブなので、ロフトだけでほぼ解決します。10.5度なら1度立てて、9.5度にする。これだけでつかまりが抑えられます。ロフトを立てたとしても、このクラブで球が上がらない人をほぼ見たことがありません。その場合はシャフトのフレックスが硬すぎる。それだけです。『ローグ』はボールがつかまってフェアウェイに戻ってきても、買われたお客様のクラブは本当に戻ってこないですね。