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日本のゴルファーが間違いなくぶっ飛ぶ! マジェスティ『コンクエスト』の強すぎるこだわりとは?

ゴルフ専門ライターとして、国内外のさまざまな現場を取材してきた鶴原弘高氏。ゴルフクラブへの造詣も深く、最新ギアは欠かさずテストしているというが、Majesty『コンクエスト』の深い作り込みに驚かされたという。そこで鶴原氏は、MAJESTYブランドを知り尽くす岩井徹氏にクラブ開発の裏側を直撃。『コンクエスト』が持つ飛びへの強いこだわりが明らかになった。(写真/近澤幸司 構成/田辺直喜)

配信日時:2022年3月24日 10時30分

業界初の高強度チタン「AM31-2」と独自の「パワースリット」構造によって、スイングパワーの全てを飛びに変換するというマジェスティ『コンクエスト』
業界初の高強度チタン「AM31-2」と独自の「パワースリット」構造によって、スイングパワーの全てを飛びに変換するというマジェスティ『コンクエスト』

パワーを全て飛びに変換する超反発フェース

特徴的なのは、フェースのすぐ後ろに施された「パワースリット」。フェースが大きくたわみ、ミスヒットでも芯のようなボール初速と打感を実現

特徴的なのは、フェースのすぐ後ろに施された「パワースリット」。フェースが大きくたわみ、ミスヒットでも芯のようなボール初速と打感を実現

――人気のドライバーはさまざまあるが、日本のゴルファーに最適なモデルを目指して開発されてきたのが「MAJESTYマジェスティ)」というブランドだ。特に最新モデルの『コンクエスト』は、飛びにこだわり抜いた高性能なドライバーに仕上がっている。――

鶴原 MAJESTYの『コンクエスト』を打ってみて、驚いたのは打点がズレても芯で打ったような心地良さがあったことです。今までにない感覚でしたし、スイングのエネルギーが余すことなくボールに伝わる印象で、圧倒的にボール初速が出ていました。

岩井 軽量かつ高強度の「AM31-2」というチタンをゴルフ業界で初めてフェース素材に採用しました。その上で、フェース全体を囲むように「パワースリット」という構造を施すことで、インパクト効率を極限まで高めています。
左がMAJESTYゴルフを知り尽くす岩井徹氏、右がゴルフ専門ライターの鶴原弘高氏
「フェースに乗る」はMAJESTYブランドに共通するこだわりと岩井氏
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左がMAJESTYゴルフを知り尽くす岩井徹氏、右がゴルフ専門ライターの鶴原弘高氏
鶴原 表面上は見えないですが、フェースの裏にも初速を出しやすくする秘密が隠れていますよね?

岩井 『コンクエスト』では「3Dウェブフェイス」という構造を採用しました。MAJESTYブランドでは、全モデルを通じて「フェースに乗る」感触を大事にしています。しっかりボールをつかまえて、逃げる球が出ないことでボールにエネルギーを最大限に伝えられると考えているからです。

鶴原 すごく大事なことですし、日本のゴルファーに絶対必要な性能だと思いますね。アマチュアゴルファー向けの試打会などを取材することもあるのですが、見ていると打ち出しから右に飛び出すミスが圧倒的に多い。しっかりつかまるクラブで右へのミスをなくしてあげれば、飛距離も方向性も良くなるゴルファーはたくさんいるはずです。

つかまるのに引っかからない絶妙過ぎる重心設計

構えやすいスクエアな顔なのに、不思議とつかまるイメージも湧く。それにはMAJESTYがこだわり抜いた自然にフェースがターンする重心設計があった

構えやすいスクエアな顔なのに、不思議とつかまるイメージも湧く。それにはMAJESTYがこだわり抜いた自然にフェースがターンする重心設計があった

――フェースの強烈な弾きと共に鶴原氏が注目したのは、他メーカーにはない「振りやすさ」だった。岩井氏によると、ほどよくフェースがターンする重心設計にも大きなこだわりがあるという――

鶴原 『コンクエスト』を打ってみると、不思議な感覚になるんです。しっかりヘッドがターンしてボールがつかまるのに、思い切り叩いても引っかからないし、吹け上がることもない。今まで見た「つかまるドライバー」とはさまざまな点で違いがあるように感じています。

岩井 たとえば、どのような点が気になっていますか?

鶴原 まずは「顔」ですね。きれいなスクエアフェースなのに、右に飛ばない安心感があります。ヘッド全体でボールを包み込むような輪郭になっていて、つかまるイメージが湧いてきます。
ヘッドの造形が秀逸と鶴原氏。見た目にまでこだわり抜いているのも『コンクエスト』の強みだ

ヘッドの造形が秀逸と鶴原氏。見た目にまでこだわり抜いているのも『コンクエスト』の強みだ

岩井 フェースが左を向く「フックフェース」を嫌うゴルファーは多くいます。そのため、構えた時の見え方はスクエアになるようこだわりつつ、その中でいかにボールをつかまえるかを考えています。具体的にはシャフト軸から見たヘッド内部の重心距離が適正になるよう工夫しました。

鶴原 たしかにボールのつかまり方がすごく自然で、それが振りやすさやフェースに乗る感覚につながっている気がしますね。強く振っても吹け上がらない秘密はどのような点にありますか?

岩井 実は、クラウンに使用するカーボンの量を前作に比べて約35%増やしています。フェースも新素材で軽量化に成功していますので、より低重心なヘッドに仕上げることができました。ボールをつかまえると共に、最適スピンでキャリーを伸ばすことができるわけです。

鶴原 フェースが重いと低重心にはなっても、どうしても深度が浅くなりますからね。その点、『コンクエスト』は重心位置が絶妙だから、どんなヘッドスピードでも最適な弾道が打ちやすくなっています。ボールのつかまりと弾道の最適化をこれだけ高い次元で両立させたのは本当にすごいことだと思います。

もはやカスタム以上!?高性能素材を使ったタイミングが合うシャフト

MAJESTYが強いこだわりを持っているのが実は「純正シャフト」。高性能な素材を贅沢に使い、高性能ヘッドに合った最適なシャフトに仕上げている

MAJESTYが強いこだわりを持っているのが実は「純正シャフト」。高性能な素材を贅沢に使い、高性能ヘッドに合った最適なシャフトに仕上げている

――ヘッドの高い性能を最大限引き出し、強烈な飛びを生む大きな要因が実は「純正シャフト」にあると鶴原氏。実際、MAJESTY『コンクエスト』に採用された純正シャフトは、カスタムで販売されるモデルと比較しても、高性能な素材をふんだんに使った贅沢なものになっていた!――

鶴原 最近では、純正シャフトでも、カスタムモデルに似たロゴやデザインが採用されています。しかし、見た目が近づいた一方で、使用されている素材や性能面では大きな違いがあるものですが、『コンクエスト』に装着されたシャフトは、しなり戻りが速く、弾くフィーリングも備わっていますね。

岩井 「トレカT1100G」という高弾性・高強度の素材をシャフト全長に使っています。カスタムシャフトで同じ素材を使ったモデルもありますが、高価なこともあり、全長に使うメーカーは決して多くありません。それをベースに、先端に「70t」という高弾性の素材、手元側にカッパーシート(銅箔)など、各所に最適な素材を使用することで、鋭くしなりつつも、フェースが真っすぐ戻るシャフトに仕上げました。

鶴原 ここまで良い素材を使った純正は他にありませんし、もはやカスタム以上かもしれませんね。あとは重量などのスペックもすごく面白いと感じています。今までのつかまるドライバーは軽量なものが多く、パワーがあってスライスに悩むゴルファーの選択肢がありませんでした。その点、『コンクエスト』の「TS」フレックスは、総重量が約307グラムありますし、若いゴルファーでもぶっ飛びを体感できますね。

岩井 「R」フレックスは約289グラムと軽量に仕上げています。幅広いゴルファーが最適なスペックを選べるドライバーが『コンクエスト』なんです

鶴原 本当に飛びへのこだわりがすごすぎます。ボールをつかまえられずに飛距離をロスしている日本のゴルファーは多いですから、『コンクエスト』が強い味方になるのは間違いないですね

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