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「日本の選手は優しい…仲良しです」 リ・ハナが“楽しい”ラウンドで単独首位

「日本の選手は優しい…仲良しです」 リ・ハナが“楽しい”ラウンドで単独首位

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年6月30日 17時58分

リ・ハナは“のびのびラウンド”で好プレー 賞金ランク1位の貫禄を見せた
リ・ハナは“のびのびラウンド”で好プレー 賞金ランク1位の貫禄を見せた (撮影:福田文平)
<Sky レディースABC杯 2日目◇30日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県) ◇ 6590ヤード・パー72>

初日4アンダーでトップタイに立った、今季ステップ・アップ・ツアー3勝のリ・ハナ(韓国)が単独首位に躍り出た。アンダーパーが7人のみと、全体的にスコアが伸びなかった一日だったが、そんななかしっかりと「69」をマーク。2位に3打差のトータル7アンダーで決勝ラウンドに入る。

スーツだと印象が変わりますね【写真】

2、3番と序盤に連続ボギーを叩いたが、そこからが現在ステップ賞金ランク1位につける19歳の見せ場だった。まず5番パー4で、左ピンに対して左ラフに外したショートサイド10ヤードからのアプローチを決め、これがチップインバーディとなった。さらに8番パー3でも、再び右ラフからピンまで8ヤードという難しい2打目のアプローチを、ピンに“ガシャン”と当てて直接決めた。「5番はうまく打てました。8番は強く打ち過ぎたけどラッキーでしたね」。ピンチをチャンスに変え、そして流れに乗った。

後半に入ると3つのバーディを奪っただけでなく、ボギーもなし。後続を引き離してホールアウトした。「ほかの選手がいいのか、悪いのかも気にならないくらい集中しました」。今月25日までの4日間、JLPGA最終プロテストに出場し合格。すぐにこの大会を戦っているが、まだ疲れも残るなか強さを見せつけた。

2019年のプロテストを受験するために来日した。現在は家族とともに埼玉県で生活する。まだ日本の生活は2年目だが、徐々に日本語も上達。ラウンド中は同年代の選手たちと楽しそうに会話する姿が印象的だ。「日本の選手は優しい。まだ日本語はうまくないけど、いい関係を築いてくれて仲良しです。同じ年齢の友達が話しかけてくれるのはありがたいです」。きょうも同組だった澁澤莉絵留らと、晩御飯のメニューの話などで盛り上がりながら楽しくプレーした。

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