つまり、今季は34位までに入れば実質的な“フル出場権獲得”。さらに60位以下でも、“ビッグタイトル”での一発逆転に挑むことが叶ったことになる。ウェイティングを考慮するともう少し増える場合もあるが、あくまでもQTランクだけをみると41位以下の選手が出場できた試合は11試合。これが51位以下になると5試合と激減する。
ちなみに今季賞金ランク2位になった渋野日向子は、昨年のQTを40位で終えていたが、開幕戦には出場できず。初出場となった2試合目の「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」、さらに続く「Tポイント×ENEOSゴルフ」もウェイティングからの出場だった。初優勝を挙げたサロンパスカップの次戦、ほけんの窓口は出場権がなかったため、当初から欠場を決めていた(サロンパスカップ優勝で出場権を得たものの結局は欠場)。
ファイナルに出場した選手は、最低でもステップ・アップ・ツアーの出場権は確保できる見込みのため、来季の出場試合が“無い”という事態は避けられそうだが、当然選手が見ているのはレギュラーツアーだ。リランキングを優位にするためにも1試合でも多くの出場権をここで得たいところだ。