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今年のスタジアムは1.7万人収容! かつて1週間で約72万人の来場を記録したフェニックスOP もうギャラリーのカウントやっていないって本当?

松山英樹が過去2勝を挙げるなど、とても相性のいい「WMフェニックス・オープン」。PGAツアーで最もギャラリーの入る大会としても有名だ。2018年には1週間で71万9179人が詰めかけたが、今はギャラリー数のカウントを行っていないという。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2026年2月7日 12時01分

アリゾナ州スコッツデール、冬は温暖な砂漠気候で避寒地としても知られる一大ゴルフリゾートだ。毎年2月に開催されている「WMフェニックスオープン」は、PGAツアー最大のギャラリーを集める大会として知られている。これまでの最多入場者数は、2018年に記録した1週間でなんと71万9179人! 一日の最大は同年の土曜日(第3ラウンド)で21万6818人だった。

【動画】ギャラリー熱狂! 松山英樹の6連続バーディ

1週間の中で最もギャラリーを集めるのは毎年、土曜日だ。なぜ土曜日かというと、同大会は毎年NFLの決勝戦、スーパーボウルと同週に開催している。つまり日曜日は多くのスポーツファンは、ゴルフではなく、絶大な人気のNFLへと関心は逸れてしまう。

例年の観客数の発表に地元ファンだけでなく、世界中が注目していたのだが……実はこの最多記録をマークした18年を最後に、カウントされなくなったていた。

その理由を大会コミュニケーション・ディレクターのライアン・ウッドコック氏に聞いた。「あまりにもギャラリー数ばかりに注目が行き、少しでも減少するとまるで『今年は不成功だった』などと言われてしまう」ことだったという。あまりにも多くの人が集まるので“ピープル・オープン”とも呼ばれるほど、「我々は観客数よりももっとチャリティー基金を増やすことに注力する」となった。

しかし、19年からカウントしていないからと言っても、ギャラリーが減ったわけではない。

四方がスタンドで囲まれた名物ホールの16番パー3。まるで野球場のようなスタジアムホールだが、今年のスタンドの収容人数は1万7000人。3階立てのスタンドに加えてグランドフロアが一部増設された。ちなみにスタンドそのものも今年は高さが1フロアごとに約60センチ高くなった。

では、なぜこんなにも多くの人がトーナメント会場に集まってくるのか?

同大会は地元の「サンダーバード」という市民グループが大会運営を担い、地元密着でチャリティー基金を集めている。昨年はこのトーナメントだけでチャリティー基金が2500万ドル(約38億7500万円)だったいう。

会場にある多くのスタンドの中には「コーポレート・スイート」があり、企業が部屋を貸し切ってゲストを招き、観戦しながら食事やお酒も楽しんでいる。

もちろんこの時期のスコッツデールは、1年でもっとも気候の良いハイシーズン。地元ファンだけではなく世界中からゴルフファンが集まる「社交場」ともいえる。ギャラリー数はもうカウントされないけれど、今年もさらに進化しているのは間違いない。(文・武川玲子=米国在住)

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