＜ザ・CJカップ・バイロン・ネルソン 最終日◇5日◇TPCクレイグランチ（米テキサス州）◇7414ヤード・パー71＞
28位タイから最終日を出た蝉川泰果は、1イーグル・7バーディ・2ボギーの「64」をマークし、トータル18アンダー・9位タイ。米ツアー10試合目にして初のトップ10入りを果たした。「すごく自分のなかでは、納得ができるラウンドができた」と振り返った。
3日目に「70」とやや失速気味で、決勝ラウンドに入った蝉川だったが、この日は猛チャージを見せる。出だしの10番で初バーディを奪うと、11番でも連続バーディ。12、15番でボギーを喫するも、16、18番でしっかり取り返しハーフターンした。
後半も5番でバーディを奪うと、迎えた6番パー4。「絶対に寄せるぞ」と残り42ヤードのセカンドショットはそのまま直接カップインし、イーグルを奪取。その勢いのまま、7番、9番でもバーディを奪った。
トップ10に入ったことで、次週の裏大会「マートルビーチ・クラシック」（米サウスカロライナ州、デューンズゴルフ＆ビーチクラブ）の出場権を獲得した。「（現時点で）キャディさんがいないので、（出場は）ちょっとなんとも言えないかなと思います」と出場の明言は避けたが、23歳の若武者がテキサスの地で爪痕を残した。
